農業経営を”見える化” NECがクラウド活用で支援

農業経営を”見える化”  NECがクラウド活用で支援

NECは農場や品目ごとの採算性を”見える化”することで、農業経営を支援するクラウドサービスを全国の農業生産法人向けに提供する。農作物を栽培する前に採算性をシミュレーションするなど、経営の視点から栽培計画を立案できる。料金はID5個を含め月額2万5000円(消費税抜き)から。2017年度末までに300社・団体への販売を目指す。

栽培マニュアルや農場の面積、土壌特性などをもとにした品目ごとの栽培方法やコスト、取引先ごとの農作物出荷パターンを標準モデル化、出荷期間ごとの栽培品種と水田を割り当て登録。これにより年間の採算シミュレーションが可能となる。新サービスは農業法人の関東地区昔がえりの会(埼玉県上里町)の経営ノウハウをもとに開発。NECは農業ビジネスのコンサルティングなどを手掛ける。TAKASAKI(横浜市)と共同でサービスの普及に力を入れる。