マレーシアで関西の観光物産展 関西広域連合
関西広域連合は11月21日、マレーシアの首都クアラルンプール郊外の大型ショッピングセンターで観光物産展を開催した。連合長を務める兵庫県の井戸敏三知事や京都府の山田啓二知事らが関西の魅力をPRした。物産展では、特産の丹波黒豆を使った夜久野物産の「きな粉黒豆」などに人気が集まっていた。
近畿大 イネの白葉枯れ病菌増殖の仕組み解明
近畿大学農学部サイエンス学科の川崎努教授らの研究グループは、イネの病害の一つである白葉枯れ病菌が増殖する仕組みを解明した。病原菌のエフェクターと呼ばれるたんぱく質をイネの細胞内に送り込むことで、免疫応答を阻害し感染を拡大する。今回の研究で白葉枯れ病菌のエフェクターの種類を特定。イネの細胞に含まれる免疫たんぱく質に直接結合し、酵素活性を妨げることを突き止めた。エフェクターの分泌を抑える薬剤が見つかれば、白葉枯れ病菌に含む細菌病の解決に貢献できる。イネの細胞に含まれる免疫たんぱく質「OsPUB44」が、ユビキチンと呼ばれるたんぱく質を付加することで、免疫応答を制御する酵素であることが分かった。
シンガポールからツアー客 佐賀・武雄市の魅力堪能
佐賀県武雄市など全国7都市自治体が共同開設したシンガポール事務所の働きかけで実現した観光ツアーが11月17日、武雄市を訪れた。ツアー客31人が市内の製茶工場や農園を見学、武雄市の魅力を堪能した。ツアー客は同市西川登町の原製茶園で茶の試飲を楽しんだ後、東川登町の早田道広さん(32)の農園でジャガイモの収穫を体験した。
国土の狭いシンガポールでは農地がほとんどないことから、ほとんどの人は農産物の収穫など体験することはまずない。それだけに、初体験の、こぶし大のジャガイモを掘り起こすと、他の参加者からも歓声が上がっていた。ジャガイモ堀の次は、イチゴを栽培するビニールハウスも見学した。ツアー客の質問を想定し「早田さんは外国人向けの説明を準備していたようで、”おもてなし”の気持ちも感じた」と満足げにツアー客の一人は話した。
シンガポール事務所は13年10月に開設。今回のツアーは富裕層向けの日本観光ツアーに武雄での体験企画を組み込んで実現した。武雄のほか福岡や長崎など6泊8日で巡る企画だった。佐賀新聞が報じた。