月別アーカイブ: 2014年11月

マレーシアで関西の観光物産展 関西広域連合

マレーシアで関西の観光物産展  関西広域連合

関西広域連合は11月21日、マレーシアの首都クアラルンプール郊外の大型ショッピングセンターで観光物産展を開催した。連合長を務める兵庫県の井戸敏三知事や京都府の山田啓二知事らが関西の魅力をPRした。物産展では、特産の丹波黒豆を使った夜久野物産の「きな粉黒豆」などに人気が集まっていた。

谷崎大使 カラ副大統領らと会談 インフラで意見交換

谷崎大使  カラ副大統領らと会談 インフラで意見交換

日本の谷崎泰明駐インドネシア大使は11月20日、ユスフ・カラ副大統領を表敬訪問し、防災分野中心に二国間協力を推進していくことを確認した。また、発電所や道路などのインフラ整備や、海洋分野での協力のあり方について意見交換した。谷崎大使は同日、イグナシウス・ジョナン運輸相とも会談。過去に海洋インフラ整備での協力について意見交換したことを踏まえ、チラマヤ港(西ジャワ州カラワン県)整備の重要性を確認した。

近畿大 イネの白葉枯れ病菌増殖の仕組み解明

近畿大  イネの白葉枯れ病菌増殖の仕組み解明

近畿大学農学部サイエンス学科の川崎努教授らの研究グループは、イネの病害の一つである白葉枯れ病菌が増殖する仕組みを解明した。病原菌のエフェクターと呼ばれるたんぱく質をイネの細胞内に送り込むことで、免疫応答を阻害し感染を拡大する。今回の研究で白葉枯れ病菌のエフェクターの種類を特定。イネの細胞に含まれる免疫たんぱく質に直接結合し、酵素活性を妨げることを突き止めた。エフェクターの分泌を抑える薬剤が見つかれば、白葉枯れ病菌に含む細菌病の解決に貢献できる。イネの細胞に含まれる免疫たんぱく質「OsPUB44」が、ユビキチンと呼ばれるたんぱく質を付加することで、免疫応答を制御する酵素であることが分かった。

三菱化学納入の植物工場「ローソンファーム秋田」竣工

三菱化学納入の植物工場「ローソンファーム秋田」竣工

三菱化学が植物工場システムを納入したローソンファーム秋田(秋田県羽後町)がこのほど竣工した。同植物工場は栽培面積760平方㍍で、年間約31㌧のベビーリーフを収穫できる。ローソンファーム秋田は、ローソンが14年1月に設立した全国で12番目となる農業生産法人で、ローソンファームとして初めて植物工場システムにより野菜を栽培する。栽培されたベビーリーフは関東、東北のローソン系列で店頭販売用に年約20㌧、パスタ・サラダなどの材料用に同約11㌧を振り向け、年間約9200万円の販売を見込む。

エスジーグリーンハウス「低カリウムレタス」栽培

エスジーグリーンハウス「低カリウムレタス」栽培

エスジーグリーンハウス(北九州市)は、会津富士加工(福島県会津若松市)とフランチャイズ契約を結び「低カリウムレタス」の栽培を始める。需要が見込め、事業性があると判断した。西部ガス北九州工場(北九州市若松区)内にある既存栽培棟の隣接地に専用の水耕栽培施設を建設。施設面積は1067平方㍍。1日3500株を生産する。2016年1月に出荷を始める。栽培品は会津富士加工が買い取り、同社のブランド「ドクターベジタブル」として百貨店などで販売する。低カリウムレタスはカリウム摂取を制限されている腎臓病患者が生食できる。会津富士加工が水耕栽培技術を持つ。

生鮮品のネット通販拡大 フェリシモ 売買を仲介

生鮮品のネット通販拡大  フェリシモ  売買を仲介

通信販売大手フェリシモは食品のインターネット通販を強化する。売り手と買い手を仲介するサイトを2015年早期に新設し、一般の流通ルートに乗らない生鮮品などの取扱量を増やす。開始1年間で1億円の売り上げを見込み、将来は食品分野を100億円程度の事業としたい考え。

大阪市営地下鉄・バス民営化案否決 市議会

大阪市営地下鉄・バス民営化案否決  市議会

大阪市議会は11月21日、5議会連続で継続審議していた市営地下鉄・バス民営化条例案を、公明、自民など野党全会派の反対で否決した。橋下徹市長は否決を受け、赤字の続くバス路線の縮小を検討することや、地下鉄今里筋線の延伸計画を白紙にすることを明らかにした。

シンガポールからツアー客 佐賀・武雄市の魅力堪能

シンガポールからツアー客 佐賀・武雄市の魅力堪能

佐賀県武雄市など全国7都市自治体が共同開設したシンガポール事務所の働きかけで実現した観光ツアーが11月17日、武雄市を訪れた。ツアー客31人が市内の製茶工場や農園を見学、武雄市の魅力を堪能した。ツアー客は同市西川登町の原製茶園で茶の試飲を楽しんだ後、東川登町の早田道広さん(32)の農園でジャガイモの収穫を体験した。

国土の狭いシンガポールでは農地がほとんどないことから、ほとんどの人は農産物の収穫など体験することはまずない。それだけに、初体験の、こぶし大のジャガイモを掘り起こすと、他の参加者からも歓声が上がっていた。ジャガイモ堀の次は、イチゴを栽培するビニールハウスも見学した。ツアー客の質問を想定し「早田さんは外国人向けの説明を準備していたようで、”おもてなし”の気持ちも感じた」と満足げにツアー客の一人は話した。

シンガポール事務所は13年10月に開設。今回のツアーは富裕層向けの日本観光ツアーに武雄での体験企画を組み込んで実現した。武雄のほか福岡や長崎など6泊8日で巡る企画だった。佐賀新聞が報じた。

近畿経済産業局とベトナムドンナイ省が初会合

近畿経済産業局とベトナム・ドンナイ省が初会合

近畿経済産業局とベトナム・ドンナイ省は11月19日、ベトナムに進出した日本企業の投資環境を改善するための初会合を大阪市内で開き、今後も継続して協議することで合意した。この日の会合でベトナムの付加価値税(VAT)の還付手続きを早めることや、水道料金の引き上げを事前に連絡することなどを同省幹部が約束した。近畿経済産業局はベトナム進出企業などに困っている点を聞き取りし、同省での投資ライセンス申請、納税番号の取得などに関する7項目の改善策をまとめた。

日本・台湾が協力関係強化へ観光など4協定締結

日本・台湾が協力関係強化へ観光など4協定締結

日本と台湾は11月20日、経済協力関係を強化するため4つの協定を締結した。対象は①観光②日台間の出入境管理③原子力安全規制④バイオ産業の特許手続き負担軽減–の4つの分野。日台は1972年に断交し正式な外交関係がないため、調印は日本の対台湾窓口機関「交流協会」と、台湾の対日窓口機関「亜東関係協会」間で交わされた。