敷島製パン 全工場に国際規格「FSSC22000」取得へ

敷島製パン 全工場に国際規格「FSSC22000」取得へ

敷島製パンは国内の全工場について、食品の安全に関する国際規格「FSSC22000」を取得する方針だ。消費者の食の安全意識の高まりに対応するほか、スーパーやコンビニエンスストアなど取引先が定期的に行う敷島パンの工場の安全チェックの負担を軽減する。国際基準に基づき、品質管理を一段と向上させる。FSSC22000は衛生管理と基準を定めた規格で、「ISO22000」をベースに、食品防御(フードディフェンス)への対応も求める国際規格で、オランダの食品安全認証財団が開発した。

敷島パンは全国に10工場を保有する。このうち「パスコ埼玉工場」(埼玉県川島町)と「神戸工場」(神戸市西区)で9月、先行してFSSC22000の認証を取得。2015年8月期をめどに残りの8工場でも認証を受ける計画を立てている。