月別アーカイブ: 2014年12月

みずほ銀行 中国福建省商務庁と業務協力で覚書締結

みずほ銀行 中国福建省商務庁と業務協力で覚書締結

みずほ銀行およびみずほ銀行(中国)有限公司は12月18日、17日付で福建省商務庁との間で、業務協力の覚書を締結したと発表した。これは、経済特区などが設置され、外資誘致に積極的な福建省への産業誘致のアドバイス、投資説明会開催などへの協力を進め、日本企業の進出支援等を通じ、同地域の経済発展への相互協力を図るとともに、同地域の改革開放についての情報交換を目的とするもの。

亜麻科植物「アマニ」植物工場で栽培研究 愛媛大

亜麻科植物「アマニ」植物工場で栽培研究  愛媛大

愛媛大学は亜麻科の植物「アマニ」の、太陽光植物工場による栽培の研究に乗り出した。連作障害に伴う栽培コストの高さや、雨期の影響による収穫量の低下といった農園栽培で発生する問題の解決につながる。年3、4回の栽培であれば理論上はコストを約20分の1にできるとみており、3年以内に実用化を目指す。

セブン&アイホールディングス 食品リサイクルを研究

セブン&アイ・ホールディングス 食品リサイクルを研究

セブン&アイ・ホールディングスは、クラレや東京農業大学などと連携し、店舗から出る食品残さの液体肥料化、液体肥料の野菜栽培への活用など「食品リサイクルループ」の研究に着手する。2015年2月にセブン-イレブン数十店に、クラレが開発したオリジナルの小型生ゴミ処理機を設置し、食品残さの液体(分解液)化の運用検証を進める。同時に、東北大との連携で分解液の液体肥料化と活用の研究も開始する。液体肥料を野菜栽培に活用していく。

11月は2カ月ぶり赤字に 近畿の貿易概況

11月は2カ月ぶり赤字に  近畿の貿易概況

大阪税関が12月17日発表した11月の貿易概況(速報)によると、近畿2府4県の輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は219億円の赤字だった。赤字は2カ月ぶりだが、前年同月に比べると8割減った。電子部品を中心に輸出が好調で、原油の原油の輸入が減少した。輸出額は前年同月比9.4%増の1兆3224億円だった。輸入額は同0.3%減の1兆3443億円。原油輸入が26.2%減ったことで、3カ月ぶりに減少した。

13年農業産出額0.7%減の8兆4668億円 3年ぶりに減少

13年農業産出額0.7%減の8兆4668億円 3年ぶりに減少

農林水産省は12月16日、2013年の農業総産出額が前年に比べo.7%減の8兆4668億円だったと発表した。減少は3年ぶり。米価の下落によりコメの産出額が落ち込んだことが響いた。14年産米は13年産米と比べてさらに取引価格が低く推移しており、14年の総産出額にも影響が出そうだ。

産出額が最も多かったのは牛や豚、鶏などの畜産で4.7%増の2兆7092億円。価格上昇が背景にあり、1992年以来21年ぶりに2兆7000億円台を回復した。野菜が2.9%増の2兆2533億円と続いた。コメは12.2%減の1兆7807億円で、総産出額に占める割合は2.8ポイント低下し21.0%となった。農水省は13年の都道府県別の農業産出額も発表した。北海道が1兆705億円でトップ。2位は茨城県で4356億円、3位は千葉県の4141億円だった。

トマト6次産業化ファンド第1号に「里山アグリ」決定

 トマト6次産業化ファンド第1号に「里山アグリ」決定

トマト銀行、みずほ銀行、農林漁業成長産業化支援機構、トマトリース、みずほキャピタルなどが出資し、2014年1月に設立したトマト6次産業化応援ファンドはこのほど、岡山県倉敷市の里山アグリに1000万円を出資することを決めた。同ファンド第1号案件となる。里山アグリは、古民家を再生した和風カフェレストラン「憩い処   北房ほたる庵」(真庭市)の運営や、トマトジャムなどの加工品の製造・販売を手掛けている。

2015年は近畿143社が創業100周年 帝国データバンク調べ

2015年は近畿143社が創業100年 帝国データバンク調べ

帝国データバンク大阪支社は12月15日、近畿2府4県の143社が2015年に創業100周年を迎えると発表した。。創業200年までは10年ごと、200年超は50年ごとの節目となる「周年企業」は計2万2926社に上る。15年の「周年企業」の中で最も古いのは550周年の本家尾張屋(京都市)。足利氏の室町幕府の弱体化が加速するきっかけとなった「応仁の乱」が始まる2年前の1465年に、同社は菓子店として創業。1700年ごろからそばを出し始めたという。知名度のある企業ではタキイ種苗(京都市)は180周年、島津製作所は140周年、神戸製鋼所やコクヨは110周年、そして新興勢力「丸亀製麺」のトリドールは30周年を迎える。

関空の旅客は来年最多に 今年の訪日客35%増を予測

関空の旅客は来年最多に 今年の訪日客35%増を予測

新関西国際空港会社の安藤圭一社長は、今年度の旅客者数は2000万人を超えないが、来年や来年度は最多の旅客数が期待できると述べた。関空ではこれまで2000年度の2057万人が最多となっており、これを上回るとの見方を示した。

また、新関西国際空港会社は12月16日、14年の関空の国際線の外国人旅行客数が前年比35%増の628万人になるとの推計値を発表した。過去最高を3年連続で更新する。国際線の旅客数も1304万人と最多となる。ただ、国内線の旅客数は最多だった1997年に比べ約2割少なく、国際線と合わせた合計旅客数は1936万人と過去5番目の水準を見込む。

コメ小売価格6カ月連続値下がり 販売も振るわず

コメ小売価格6カ月連続の値下がり 販売も振るわず

コメの小売価格の下落が続いている。米穀安定供給確保支援機構(東京都中央区)が12月16日発表した11月の全銘柄平均価格は前月比2.0%安の1㌔342円(消費税込み)だった。前年同月比では10.5%安い。販売が振るわず、6カ月連続の値下がりとなった。11月の客数1000人当たりの購入量は前年同月比4.3%減った。2カ月連続で前年実績を下回った。