大手電機各社がIT活用し国内外で植物工場の普及に注力

大手電機各社がIT活用し国内外で植物工場の普及に注力

大手電機メーカーによるITを活用した効率的な植物工場づくりが国内外に広がりつつある。東芝は2014年9月、神奈川県横須賀市内の工場の遊休施設に祝物工場を設置し、レタスなど葉物野菜の生産を始めた。同社の持つ技術をフル活用し、複数のセンサーで生育データを収集している。

富士通は福島県会津若松市の半導体工場で、パナソニックは福島市のデジタルカメラ工場でともに自社の植物工場を運営する。レタスなどを栽培し、ITを使って生産性の向上に取り組んでいる。シャープもアラブ首長国連邦でイチゴを栽培する植物工場の実証実験を始めた。今後は砂漠の多い中東での普及を目指している。