輸入豚肉在庫12月末で8%減の16万9000㌧ まだ高水準

輸入豚肉在庫12月末で8%減の16万9000㌧ まだ高水準

農畜産振興機構(東京都港区)が2月10日発表した2014年12月末時点の輸入豚肉の国内在庫は、11月末比8%減の16万9000㌧だった。14年11月以降、米国西海岸の港湾で労使交渉が激しくなり、物流が滞っている。米国産豚肉の輸入が減り、国内在庫の消化が進んだ。前年同期比では32%多い。適正在庫は12万㌧程度とされるが14年、国内外で病害が広がり、先行きの供給不安から輸入在庫を積み増す動きが相次いだ結果だ。このため、米国西海岸の港湾の労使交渉の決着がいま少し延びても、需給面への大きな影響はないとみられる。