静岡・佐藤園 内製化し抹茶原料の生産能力7倍に

静岡・佐藤園  内製化し抹茶原料の生産能力7倍に

茶葉の栽培から商品販売まで一貫して手掛ける佐藤園(静岡市)は7月、抹茶の原料となるてん茶の生産を本格的に始める。3月末にてん茶を生産する専用工場を同市内に新設。協力工場への委託から全量を自社生産に切り替え、生産能力を約7倍に高める。新設の工場は平屋で、延べ床面積は約270平方㍍。茶葉を蒸したり乾燥したりする生産ラインを導入。土地代を除いた投資額は2億1000万円。抹茶の需要は、菓子などの原料としても伸びており、同社は生産体制を強化して市場を開拓する