維新 大阪府議で過半数届かず 府・市議とも第1党維持

維新 大阪府議で過半数届かず 府・市議とも第1党維持

第18回統一地方選前半戦は4月12日、10道県知事選と5政令市長選、41道府県議選、17政令市議選が投開票された。大阪市を廃止・再編する「大阪都構想」の是非が争点の一つとなった大阪府議選(定数88)と大阪市議選(同86)は、都構想を推進する大阪維新の会が改選前に続き第1党を確保した。しかし、府議選では目標の単独過半数に届かなかった。ただ、市議選では議席を増やした。賛否は拮抗したまま、都構想の是非を問う住民投票(5月17日)に突入することになった。

大阪維新の会は、府議選で53人を擁立して42人、市議選には38人が立候補し36人がそれぞれ当選した。都構想に反対する自民党は、府議選で当選21人(前回13人)、市議選で19人(同17人)と議席を伸ばした。公明党は府議選で15人(同21人)、市議選で19人(同19人)だった。民主党は前回選の大敗に続き、府議選で1人(同10人)、市議選では0人(同8人)と、さらに惨敗した。共産党は府議選で3人(同4人)、市議選で9人(同8人)だった。