ニンジンの卸価格3割高 悪天候で徳島産の収穫滞る

ニンジンの卸価格3割高  悪天候で徳島産の収穫滞る

ニンジンの卸価格が上昇している。東京・大田市場では現在、徳島産の卸価格(相対価格・中値)が10㌔1600円前後と、前年の同時期に比べ3割弱高い。千葉から徳島に産地が切り替わる端境期に、悪天候で徳島産の収穫が滞り出荷が減少した。東京中央卸売市場への入荷数量は、先週末から前年同期比で2割ほど低い水準が続く。4月初旬までは千葉県産の方策から入荷が順調で、卸価格も前年比2割前後安かった。しかし、千葉産の入荷が終盤を迎えているうえ、本来なら主力になるはずの徳島産の入荷が少なく、品薄感が強まった。徳島では4月に入り雨や曇天が続き、収穫が滞っている。。ただ、現時点では店頭価格にはまだ波及していない。