NZ産の出回り後カボチャの卸価格が前年水準に回復
安値が続いてきたカボチャの卸価格が前年並み水準に回復してきた。東京・大田市場では現在、主力のニュージーランド(NZ)産が前年同期と同じ10㌔1300円前後(相対取引・中値)だ。NZ産の出回りが終盤を迎え卸価格が上昇している。
今年は日照不足で沖縄産の出荷が遅れており、それを見越して輸入量が増えていた。4月は天候不良で、在庫が傷むことをことを嫌い、輸入商社が出荷を急ぐ動きもみられた。円安で輸入価格が上がっているとし、出荷時期が終盤を迎えるとともに、卸価格への転嫁が進んできた。