農地バンク 初年度は目標の2割にとどまる

農地バンク 初年度は目標の2割にとどまる

農林水産省は5月19日、耕作放棄地などを集約して農業の大規模化を図る「農地中間管理機構」(農地バンク)の初年度(2014年度)の活用実績を公表した。農地バンクを通じて貸し付けなどを行った農地面積は計約3万1000㌶で、目標の約2割にとどまった。農地の貸し手側の理解が深まらず、集約する農地が十分に集まらなかったことが主因。
政府は、今後10年間で生産拡大に積極的な農業法人、企業などの担い手が保有する農地のシェア(占有率)を現在の5割から8割に引き上げる目標を掲げている。