長崎産ビワの卸価格1割高 生産減で高値続くか
旬を迎えたビワの卸価格が高い。東京・大田市場では主力の長崎産の価格(相対取引・中値)が、250㌘350円と前年の同時期に比べ1割上昇している。昨年夏の天候不順で収穫量が大幅に減っている。主力産地の長崎では「シーズンを通しての生産量は平年の6割程度しかない」(JA全農ながさき)。昨夏の日照不足の影響が出ているという。
時期的にこれからはハウス栽培以外の露地物の出荷がピークに入るが、東京青果卸大手では前年同期比で高値が続きそうとみている。都内のスーパーでは1パック(6個入り)が500円前後と、平年より2割ほど高い。