新規農地集積 14年度は目標の5%にとどまる

新規農地集積 14年度は目標の5%にとどまる

農林水産省は5月27日、大規模経営を目指す農家に農地を貸し出す「農地中間管理機構」の2014年度実績の詳細を公表した。農業をやめた人らの土地を集めて意欲がある担い手に新たに貸し出した農地の面積は、全国で計7349㌶となり、年間目標の14万9210㌶のわずか5%にとどまった。
19日公表の14年度実績は約3万1000㌶で、目標の約21%としていたが、担い手同士の土地の貸し借り分などが含まれ、一部を精査中としていた。安倍政権では同機構を農業分野の成長戦略の柱としているだけに、本格活用・運用に向けたテコ入れが求められる。