月別アーカイブ: 2015年5月

近畿のスーパー4月売上高4.4%増 消費増税の反動

近畿のスーパー4月売上高4.4%増 消費増税の反動

日本スーパーマーケット協会など食品スーパー3団体が5月21日発表した近畿地方のスーパーの4月の既存店売上高(速報値)は、前年同月比4.4%増だった。前年4月は消費増税直後で売上高が落ち込んでおり、その反動が出た形。新店も含む全店ベースの売上高は同5.7%増の1734億円だった。

オリックス連合のみ参加 関空運営権1次入札締め切り

オリックス連合のみ参加 関空運営権1次入札締め切り

新関西国際空港会社は5月22日、関西国際空港と大阪(伊丹)空港の運営権売却(コンセッション)1次入札の募集を締め切った。新関空会社は応募企業名や数を明らかにしていないが、参加を表明したのはオリックスとフランスの空港運営大手「バンシ・エアポート」による企業連合のみ。最低落札額2兆2000億円という巨額入札劇はオリックス連合を軸に進む見通しとなった。

陸上養殖エビ国内外で展開へ IMTエンジニアリング

陸上養殖エビ国内外で展開へ IMTエンジニアリング

新潟県妙高市で、陸上でエビの養殖が進められている。妙高の雪解け水と富山の海洋深層水を活用し、IMTエンジニアリング(東京都新宿区)が妙高事業所(新潟県妙高市)で行っているもので、年間の生産量は15㌧。「妙高ゆきエビ」のブランドで販売されている。価格は1㌔当たり約4500円と高いものの、産地がはっきりしていることから、販売が好調に推移しているという。
IMTエンジニアリングの屋内型エビ養殖システムでは、天然のエビが育つ海のように水槽や波を起こすとともに、安全で栄養価の高いエサを与えることで、自然の中で適度な運動を続けながら育ったエビの食感とうまみを実現した。
今後、需要増に対応し、安定的に供給するため増産体制を整備するとともに、順次生産拠点を増やしていく計画だ。当面、妙高事業所での増産体制を検討するが、さらに国内では10月までに新たに2カ所、2017年10月までに新たに2カ所それぞれ確定させる。
海外でも同システムによるエビの供給体制を敷く。まずモンゴルで近く養殖を始め、10月から同国や中国、ロシアで販売する計画だ。年間8㌧のエビを養殖し、17年までに同40㌧に引き上げる。またインドやラオス、スリランカの企業から現地進出の打診があり、同システムによるエビの海外販売を加速させる。

モスフードサービス トマト生産の農業法人設立

モスフードサービス トマト生産の農業法人設立

モスフードサービスは、熊本県八代市と同阿蘇市の2つの農場で、トマトを生産する農業生産法人モスファームマルミツ(八代市)を設立した。8月に本格的な作付けを開始し、トマトを年間で約90㌧収穫する予定。同社の農業生産法人設立は全国で5例目。熊本県では2例目。

高野山開創1200年記念大法会 一連の行事に幕

高野山開創1200年記念大法会 一連の行事に幕

4月2日に始まった高野山(和歌山県高野町)の開創1200年記念大法会は5月21日、50日間にわたる一連の行事の幕を閉じた。この日、冷え込んだ山上では早朝から一連の行事を滞りなく終えられたことへの感謝の思いを込めた法会が営まれた。秋篠宮様ご夫妻も視察された。午前9時からは奥の院で、納骨されている人の供養をする大施餓鬼会(だいせがきえ)が営まれた。燈籠堂(とうろうどう)までの参道を僧侶らが練り歩いて読経し、参拝客らも手を合わせていた。

古代のゲーム盤 すごろく土器 平城京跡で出土

古代のゲーム盤 すごろく土器 平城京跡で出土

奈良文化財研究所(奈文研)は5月21日、平城京跡で出土した土器に古代日本で広く普及していた盤上ゲーム、朝鮮半島由来のすごろくの一種「樗蒲(ちょぼ)」(和名・かりうち)の盤面が刻まれていることが分かったと発表した。
これは1989年に平城京の二条大路跡から出土した土器で、8世紀前半の素焼きの皿(直径19㌢)。内側の底に直径約8㌢の円状の点と、円の中心に向かう放射状の点が刻まれ、「出」という文字もあった。この「出」という字は駒の出発点(スタート)か出口(“上がり”)を表す記号と判断した。

京都・西本願寺で親鸞「降誕会」幽玄の舞に浸る

京都・西本願寺で親鸞「降誕会」幽玄の舞に浸る

浄土真宗の宗祖・親鸞聖人の生誕を祝う法要「降誕会(こうたんえ)」が5月21日、京都市下京区の西本願寺で営まれ、日本最大級の屋外能舞台「南能舞台」(重要文化財)で能が上演された。境内に笛や小鼓の音色が響く中、シテ方が足拍子を踏みながら幽玄の舞を披露。訪れた人たちはひととき、歴史ある建物と能が醸し出す優美な世界に浸っていた。

大阪府 再開発事業「うめきた」公園整備に202億円

大阪府 再開発事業「うめきた」公園整備に202億円

大阪府は5月21日、JR大阪駅北側の再開発事業「うめきた」2期地区の公園整備の総事業費が202億円になる見通しと発表した。このうち国の負担分を除く費用を大阪市と折半し、府は77億7104万円を負担する前提で補正予算を組んだ。負担額の公表は初めて。

USJ 任天堂キャラクター起用のアトラクション導入へ

USJ 任天堂キャラクター起用のアトラクション導入へ

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)を運営するユー・エス・ジェイの森岡毅執行役員は5月20日、将来的にUSJに任天堂のキャラクター「マリオ」を使ったアトラクションを導入したいとの意向を明らかにした。任天堂はこのほど、米ユニバーサル・パークス・アンド・リゾーツ(UPR)とアトラクションの共同開発で基本合意している。
また、「ハリー・ポッター」エリアについて、1年間で300万人前後の追加集約効果が見込めそうとの見通しを示した。

大豆の国際価格 シカゴで7カ月ぶり安値

大豆の国際価格 シカゴで7カ月ぶり安値

大豆の国際価格が一段と下落し、約7カ月ぶりの安値を付けた。指標となるシカゴ先物は5月19日の終値で、5月上旬に比べ約5%安い1ブッシェル9.4㌦台となり、2014年10月以来の安値水準となった。北米の産地で作付けが堅調に進んでいること、為替がドル高に振れたことで北米産の輸出競争力が低下するとの懸念もある。