生メバチマグロ 入荷量少なく卸価格1割高

生メバチマグロ   入荷量少なく卸価格1割高

生メバチマグロの卸価格が高い。東京・築地市場では主力サイズが約30㌔で、1㌔2000円前後が中心。1年前に比べ1割程度上昇している。ニュージーランド・クック諸島沖など海外産が主体となっており。天候などの影響で入荷量が少なく、サイズも小さめだ。
この時期は同1700円前後と前年並みの沖縄産(50㌔が中心)など国内からの入荷もある。海外産も合わせた全体の入荷量は、6月中旬に入り1日の合計が20本程度の日がある。2014年は100本程度の日が少なくなかった。都内鮮魚店での販売価格は前年並みの100㌘700~800円。
品薄状態で推移しているメバチマグロだが、6月下旬には入荷が増えるとの見方は多い。7月下旬~8月中旬には和歌山、三重の2県にまたがる熊野灘や千葉県の銚子での漁がシーズンに入ることで、需給の改善が見込まれる。