5月近畿の求人倍率1.10倍 7年9カ月ぶり高水準

5月近畿の求人倍率1.10倍 7年9カ月ぶり高水準

厚生労働省が6月26日発表した近畿2府4県の5月の有効求人倍率(季節調整値)は、前月から0.02㌽上昇の1.10倍だった。改善は2カ月連続で、2007年8月以来7年9カ月ぶりの高水準だった。
また、総務省が同日発表した近畿の5月の完全失業率(原数値)は、前年同月比0.3㌽低下の3.7%で、4カ月連続で改善した。
関西を訪れる訪日外国人観光客の増加で、大阪府を中心に宿泊業や小売業で求人が伸びたほか、夏の観光シーズンを前に、レジャー施設での接客業も求人が増加した。
府県別の有効求人倍率は、大阪府1.20倍、京都府1.12倍、滋賀県1.07倍、和歌山県1.06倍、奈良県0.98倍、兵庫県0.97倍だった。