尼崎で江戸期からの製法で復刻の伝統”生”しょうゆ

尼崎で江戸期からの製法で復刻の伝統”生”しょうゆ

江戸時代からの伝統の製法で復刻した兵庫県尼崎市の特産品「尼の生醤油」が今年も完成した。7月1日から、尼崎市内のスーパーや同市建家町の「メイドインアマガサキショップ」などで販売する。
「尼の生醤油」は塩分控えめで、着色料や保存料などの添加物は使用せず、加熱処理もしていない。750㍉㍑入りの瓶詰約2万本を販売する。1本720円。
尼崎周辺はかつて良質な大豆や小麦が栽培され、水運も発達していたことから、しょうゆの生産が盛んだった。第二次世界大戦中に原料不足などで生産が途絶えたが、85年に地元の企業経営者らが「尼の生揚醤油保存会」を発足させ、たつの市のしょうゆメーカーに醸造を委託している。