長野・伊那食品 寒天材料の食べられるフィルム本格生産
寒天製造の伊那食品工業(長野県伊那市)は、寒天を材料にした食べられるフィルムを11月にも本格生産する。伊那市内に延べ床面積約7000平方㍍の新工場を建設。専用の生産設備も導入する。投資額は20億円超を見込む。
生産するフィルムは無味でお湯に溶ける性質を持つ。弁当などで食材の間仕切りに使ったり、水分の多い食材を包んで天ぷらにしたりできる。樹脂製フィルムの代わりになり、ごみを減らせるという。
空襲の悲惨さを伝えよう!利用客と千羽鶴イベント
太平洋戦争時の空襲では大阪市内を走る路面電車も大きな被害を受けた。大阪市交通局は戦争の悲惨さと平和の大切さを伝えようと、地下鉄心斎橋、梅田、なんばの3駅で、6月7日から7月19日までの毎日曜日、利用客に千羽鶴を折ってもらうイベントを実施する。
7日、心斎橋の会場では、親子連れなどが立ち寄り、色とりどりの鶴を折る姿が見られた。これらの千羽鶴は8月5日に大阪市内で行われる戦没者追悼式などへ献納するという。
大阪市交通局によると、太平洋戦争末期の度重なる空襲で、車両工場や車庫、車両などが焼け、壊滅的な被害を受けた。また、1945年3月の大阪大空襲の時には地下鉄で被災者を乗せた「救援電車」が走ったといわれる。
京の「食」文化 ミラノ万博から発信 京都ウィーク
京都府、京都市、京都商工会議所は6月7日、イタリア・ミラノで開催中のミラノ国際博覧会(万博)で、京都の食文化や伝統工芸をアピールする「京都ウィーク」を、日本館を会場に始めた。11日までの5日間、京料理の実演や日本酒、日本茶の試飲などで京都を広く発信する。
オープンイベントで山田啓二知事、門川大作市長、立石義雄京商会頭らが”たる酒”の鏡開きをし、京都産の酒米「祝」を使用した日本酒を来場者に振る舞った。宮川町の芸舞妓も舞を披露し、会場を華やかに彩った。期間中、館内で日本食レストランを運営する美濃吉(京都市東山区)の料理人が、だしの取り方などを実演する。