月別アーカイブ: 2015年6月

北海道庁 15年内にもシンガポールに経済交流拠点

北海道庁 15年内にもシンガポールに経済交流拠点

北海道庁は、アジアへの北海道ブランドの発信力を強化するため、早ければ2015年内にもシンガポールに経済交流拠点「北海道ワークステーション(仮称)」を置く方針を固めた。海外拠点は4カ所目。
アジア屈指の国際都市で、道内企業の東南アジア進出を後押しし、道産品の輸出拡大につなげる。北洋銀行や北陸銀行など現地で活動する金融機関と連携し海外の投資マネーを呼び込む方策も検討する。日本経済新聞電子版が報じた。

伊藤園 熊本農業法人に出資 茶園育成事業を拡大

伊藤園 熊本農業法人に出資 茶園育成事業を拡大

伊藤園は九州地区で進めている茶園育成事業を拡大する。6月中に熊本県内の農業生産法人である濱野製茶(熊本県相良村)へ出資する。伊藤園の農業法人への出資は初めて。濱野製茶は2016年に県内に製茶の新工場を建設予定で、伊藤園も後押しする。
緑茶は日本の伝統的産業だが、高齢化と過疎化などで耕作放棄地が年々拡大し、伊藤園は茶園復活再生の育成事業に取り組んでいる。取り組みエリアは鹿児島、宮崎、大分、長崎の4県だったのを、今回熊本県も加え拡大するもの。

13年度の6次産業による農水産関連販売額5%増

13年度の6次産業による農水産関連販売額5%増

農林水産省の調査によると、生産から加工・販売まで手掛ける6次産業による農水産関連の2013年度の総販売額は、前年度比5%増の約2兆284億円だった。調査を開始した11年度から2年連続で拡大した。
農業関連の販売額は5%増の1兆8252億円だった。業態別にみると、直売所が7%増の9025億円、加工が2%増の8406億円だった。

大阪府など「大阪バイオ戦略2015」の具体策まとめる

大阪府など「大阪バイオ戦略2015」の具体策まとめる

大阪府などは国家戦略特区の規制緩和を受けた医療分野の研究開発として、新設された創業支援機関の活用を柱にした「大阪バイオ戦略2015」をまとめた。具体的な施策として新規の12項目を含む85項目を挙げ、産業界や大学・研究機関と連携して、医薬品や医療機器の開発を支援する。

「大阪戦略調整会議」巡り維新・自民が協議 市議会

「大阪戦略調整会議」巡り維新・自民が協議 市議会

大阪維新の会と自民党の大阪市議団は6月4日、自民党が議員提案した「大阪戦略調整会議」(大阪会議)の設置条例案について、幹部らが懇談した。大阪会議は府と大阪、堺の両政令市の首長と議員で構成し、広域の行政課題を話し合う。懇談は維新が呼び掛け実現した。約1時間自民側が内容を説明し、維新側の質問に答えた。

住吉市民病院の閉院 最長2年延期 民間病院誘致難航で

住吉市民病院の閉院 最長2年延期 民間病院誘致難航で

地方独立行政法人「大阪市民病院機構」は、2016年3月末の予定だった大阪市立住吉病院(大阪市住之江区)の閉院時期を、最長で2018年3月末に延期する方針を固めた。跡地への民間病院誘致が難航しているためだ。同機構に100%出資している市の意向を受けて、閉院時期の延期を決めたという。

イオンが完全養殖クロマグロ PBで2000店舗で販売

イオンが完全養殖クロマグロ PBで2000店舗で販売

イオンは6月4日、水産大手のマルハニチロや鹿児島県の養魚会社と組んで完全養殖したクロマグロを、総合スーパー「イオン」の東京都内の一部店舗で発売した。今後、グループのダイエーや「マックスバリュ」などを含めた各地の計2000店に扱いを広げる予定だ。販売は、グループで3500匹分。2カ月程度で販売が終了する見通し。
イオングループのプライベートブランド商品として販売し、商品名は「奄美うまれ生本まぐろ」。価格は刺し身用の中トロが100㌘当たり1382~1922円。クロマグロは奄美養魚(鹿児島県瀬戸内町)の養殖場で卵から3年以上かけて育てられた。

外国人視点で関西の魅力アップする方策を考える

外国人視点で関西の魅力アップする方策を考える

近畿経済産業局と関西経済連合会は、6月に外国人の視点から関西の魅力をアップする方策を考える「はなやかKANSAI魅力アップフォーラム」を設置する。外資系企業、総領事館、留学生など外国人の要望をアンケートなどを通じて集めて、情報を共有化。課題解決にあたり、観光だけでなく海外からの投資や留学生の増加に取り組む。
フォーラムには、関西広域連合や近畿商工会議所連合会、関西経済同友会などが参加。関経連に事務局を置き、6月5日に第1回会合を開く。座長には角和夫関経連副会長(阪急電鉄会長)が就く予定。
設置に合わせ、近畿経済産業局は外国人の生の声をアンケートなどを通じてフォーラムに提供する「はなやかKANSAI魅力アップ研究会」を立ち上げる。

近畿の5月景況感2カ月連続悪化 民間調べ

近畿の5月景況感2カ月連続悪化 民間調べ

帝国データバンク大阪支社が6月3日発表した近畿2府4県の5月の景気動向指数(DI、「良い」から「悪い」を差し引いた値)は、前月比0.3㌽減の43.4だった。2カ月連続で前月を下回り、全国(45.3)との格差は1.3㌽拡大した。業種別では不動産(44.6)が前月から1.7㌽、建設(46.7)も1.0㌽悪化した。

セブン-イレブン みたらし団子に地域色 5種の違う味

セブン-イレブン みたらし団子に地域色 5種の違う味

セブン-イレブン・ジャパンは6月2日、みたらし団子で各地の嗜好に合わせた5種類の新商品を発売した。みたらし団子は地域ごとにタレや焼き具合、形状に差があることなどから、より地域住民の好みに合わせることで集客力を高める。北海道、東北~甲信、北陸~関西、中国~四国、九州の5地域ごとに新商品を用意した。