近畿大 富山でクロマグロ養殖開始 日本海側で初

近畿大  富山でクロマグロ養殖開始  日本海側で初

近畿大学はこのほど、同大学の水産研究所の富山実験場(富山県射水市)で、人工ふ化したクロマグロの養殖を7月18日から始めると発表した。近畿大が所有する従来の養殖施設は鹿児島県と和歌山県の2カ所で、日本海側での養殖は今回が初めて。陸上の水槽で卵から稚魚まで育て、養殖業者向けに出荷する。
富山実験場にある容量200㌧の大型水槽を使う。18日に鹿児島県の奄美実験場からクロマグロの約150万粒の受精卵を運び込む予定。海のいけすには入れず、陸上水槽で約40日かけて体長5~10㌢程度の稚魚まで育てて、養殖業者向けに出荷する。