国産豚肉の卸価格3割高 輸入抑制で需給締まる

国産豚肉の卸価格3割高  輸入抑制で需給締まる

国産豚肉の卸価格が上昇している。直近の安値だった5月と比べ3割高い。昨年流行した病気の影響が長引き、出荷のできる豚の頭数が減っている、また、外国産豚肉の輸入を業者が抑制したことも需給の引き締めにつながった。夏休みシーズンでバーベキュー向けなど消費は底堅い。こうした需給関係を受け店頭での特売価格が上昇し始めている。
7月中旬時点の骨付き豚肉(枝肉、上級品)は1㌔670円前後(東京市場)。5月の平均価格と比べ27%高い。大阪では同700円を超える日もある。