割安感の活ウナギが需要喚起 卸価格も急ピッチで上昇

割安感の活ウナギが需要喚起 卸価格も急ピッチで上昇

土用の丑(うし)を迎え、主に専門店で使用する活ウナギの消費が回復傾向にある。店頭価格が昨年より安いことが需要を喚起した格好だ。輸入量も大幅に増えており、今年1~5月は全同期比で7割増えた。想定以上の消費増加で品薄感が強まり、卸価格は上昇に転じている。
7月初めごろの平均的な国産卸価格は1㌔4000円前後(1匹200㌘サイズ)と前年同時期に比べ1割安かった。その後、卸価格はほぼ毎週100円ずつ値上がりし、現在は4500円程度と昨年より若干高い水準だ。例年土用の丑に向けて数十円ずつ上がるが、今年はピッチが早い。