月別アーカイブ: 2015年7月

近畿大 富山でクロマグロ養殖開始 日本海側で初

近畿大  富山でクロマグロ養殖開始  日本海側で初

近畿大学はこのほど、同大学の水産研究所の富山実験場(富山県射水市)で、人工ふ化したクロマグロの養殖を7月18日から始めると発表した。近畿大が所有する従来の養殖施設は鹿児島県と和歌山県の2カ所で、日本海側での養殖は今回が初めて。陸上の水槽で卵から稚魚まで育て、養殖業者向けに出荷する。
富山実験場にある容量200㌧の大型水槽を使う。18日に鹿児島県の奄美実験場からクロマグロの約150万粒の受精卵を運び込む予定。海のいけすには入れず、陸上水槽で約40日かけて体長5~10㌢程度の稚魚まで育てて、養殖業者向けに出荷する。

新鮮野菜たっぷり マクドが夏季限定バーガー発表

新鮮野菜たっぷり マクドが夏季限定バーガー発表

日本マクドナルド7月13日、定番のハンバーガーに新鮮な野菜を加えた新商品「フレッシュマック」を14日から8月上旬までの夏季限定で販売すると発表した。野菜を増やしてとの声を反映した新メニューで、品質問題に伴う売上高減少に歯止めをかけたい考えだ。
新商品は3種類で、従来の「フィレオフィッシュ」「ベーコンレタスバーガー」「チキンフィレオ」に、トマトや紫キャベツなどを挟んだ。単品価格は通常より最大で90円高く、フィレオフィッシュが360円、ほかは390円。
8月11日からは、栄養豊富なアボカドを使ったバーガー3種類を、同月下旬までの期間限定で発売する。

岩田社長 経営改革道半ばで死去 任天堂 新体制構築急務

岩田社長 経営改革道半ばで死去 任天堂 新体制構築急務

創業家出身の山内社長から指名を受けて、2002年から約13年間、任天堂を率いてきた岩田聡社長(55)が、経営改革の道半ばで死去した。「ゲーム業界の盟主」として09年3月期に売上高、営業利益とも過去最高を記録した同社だが、近年はスマホゲームに押されて業績が低迷。
岩田社長はソーシャルゲーム大手「ディー・エヌ・エー(DeNA)」との提携によるスマホゲーム参入など従来の独自路線を転換し、2016年の新型ゲーム機「NX」投入と合わせ反転攻勢を期していた。今後は新経営体制を早急に築き、改革路線を業績回復につなげられるかが問われる。

静岡発うなぎコーラ 木村飲料 エキス配合

静岡発うなぎコーラ  木村飲料  エキス配合

ラムネなど清涼飲料メーカーの木村飲料(静岡県島田市)は7月21日、ウナギのエキスを配合したコーラを発売する。ウナギ風味という奇抜さと、静岡県の特産品であるウナギのご当地感を売りに、全国のスーパーや県内の土産物店を中心に、 初年度約60万本の販売を目指す。
うなぎコーラは、静岡県内の調味料メーカーが開発したウナギのエキスを配合している。味自体は普通のコーラと変わらないとしている。240㍉㍑入りでオープン価格だが、店頭想定価格は1本200円前後の見込み。

川端康成、三島由紀夫らの舟橋聖一宛て未公開書簡発見

川端康成、 三島由紀夫らの舟橋聖一宛て未公開書簡発見

作家の舟橋聖一宛てに川端康成や三島由紀夫らが送った未公開書簡約1000通が、舟橋聖一記念文庫(滋賀県彦根市)や東京新宿区の自宅でに見つかっていたことが7月10日までに分かった。今回見つかった書簡の中には、作家仲間だけでなく、中曽根康弘元首相や十一代市川團十郎といった政治家、役者のものもあり、舟橋の交友の広さがうかがわれる。

「ライオンキング」東京・大阪公演通算1万回達成へ

「ライオンキング」東京・大阪公演通算1万回達成へ

劇団四季のミュージカル「ライオンキング」が、7月15日の東京・大阪公演で通算1万回を超える見通しとなった。1998年の初演から16年7カ月での達成となる。四季によると、観客動員数は国内最多の1015万人(推計)に上るという。15日の両公演では「1万回」を記念して、ファンのリクエストを反映した特別なカーテンコールが用意される。

炊飯器で調理する「おかずごはん」味の素が新投入

炊飯器で調理する「おかずごはん」味の素が新投入

味の素はこのほど秋の新製品説明会を開き、総菜用調味料「クックドゥ」シリーズとして、炊飯器に具材と米を入れて炊くだけでメーン料理をつくれる「おかずごはん」を新たに投入する。「今日の大皿」の新品種も発売する。
おかずごはんは「アジアン鶏飯(チキンライス)用」など3品種をそろえた。おかずとごはんを同時につくれ、その間にサラダやスープなどの副菜を」用意することで、栄養バランスの取れた一汁三菜が手軽にできる。8月10日から首都圏で先行販売する。

ゲリラ豪雨発生予測 阪大・大阪府・東芝が実証実験

ゲリラ豪雨発生予測 阪大・大阪府・東芝が実証実験

大阪大学大学院工学研究科の牛尾知雄准教授らと、大阪府、東芝は同大学内に設置しているフェーズドアレイ気象レーダーを使い、ゲリラ豪雨発生の予兆を事前に検知するシステムの実証実験を始めた。大阪府内で実施する。
積乱雲の発生過程を3次元構造で30秒以内に観測できるフェーズドアレイ気象レーダーのデータと、近畿地方整備局が管轄するMPレーダーの降雨量データと併せて解析し、ゲリラ豪雨の発生を予測する。2018年度をめどにフェーズドアレイレーダーとMPレーダーの機能を併せ持つ気象レーダーを開発し、高精度気象予測システムの構築と運用を目指す。

養殖ウナギ「若うなぎ」半年で出荷 ヨンキュウ

養殖ウナギ「若うなぎ」半年で出荷 ヨンキュウ

養殖を手掛けるヨンキュウと鮮魚店運営の魚力は、短期養殖のウナギの新ブランドを立ち上げ、7月12日に販売を始める。成育期間が6カ月程度と短く、身が柔らかい。24日の土用の丑(うし)を前に消費者にアピールする。商品はヨンキュウ子会社の西日本養鰻(愛媛県宇和島市)が出荷するもので、ブランド名は「若うなぎ」。初回出荷分の約10㌧は、魚力が都内百貨店の地下食品売り場にある店舗や自社飲食店で扱う。サイズは1パック約140㌘、価格は1980円(税抜き)。従来品より1~2割高い。同社は年250㌧の出荷を目指す。

サンマ 築地初セリで昨季比8割高の高値付ける

サンマ 築地初セリで昨季比8割高の高値付ける

東京・築地市場に7月10日、今シーズンのサンマが初入荷した。卸価格は1㌔1万4000円前後が中心で昨年の初入荷時に比べ8割高い。水揚げが少なく、入荷量が昨年比8割減の170㌔程度にとどまったことがこの要因。
北海道東部・太平洋沖ではシーズンのトップを切って8日にサンマの流し網漁が解禁。今回の入荷は釧路港で9日に初めて水揚げされ、空輸されたものだった。