月別アーカイブ: 2015年7月

6月は17カ月連続のマイナスで23.4%減に マクド売上高

6月は17カ月連続のマイナスで23.4%減に マクド売上高

日本マクドナルドホールディングスの6月の売上高は、前年同月と比べ既存店ベースで23.4%減となり、17カ月連続のマイナスだった。客数も10.4%減と26カ月連続のマイナスとなったが、5月よりも3.8㌽改善しており、一定程度の歯止めがかかったとみられる。

冬の御堂筋イルミネーション 梅田まで延長

冬の御堂筋イルミネーション  梅田まで延長

大阪府市や経済団体でつkる「水と光のまちづくり推進会議」は7月7日、今夏の水辺と冬の御堂筋のイルミネーション(電飾)など今後の換気ウ行事の計画を発表した。電飾は北へ約1㌔延長した梅田から難波までの約4㌔とし、初めて一部を歩行者天国にすることも検討する.
水辺は民間事業者に働きかけ、夜の観光船などの増便を目指す。
御堂筋イルミネーションは2014年に、淀屋橋から難波まで点灯し「最も多く街路樹にイルミネーションを施した1本の通り」として、ギネス世界記録に認定された。今回の開催期間は15年11月29~16年1月17日まで。

「大阪同時開業は無理」リニア整備でJR東海・柘植社長

「大阪同時開業は無理」リニア整備でJR東海・柘植社長

東海旅客鉄道(JR東海)の柘植康英社長は、関西経済界がなどが求めている2027年に東京~大阪でのリニア中央新幹線開業について、「大阪まで早くという気持ちは同じだが、難工事のため無理」と改めて強調した。JR東海は27年に東京~名古屋、45年に名古屋~大阪での開業を計画している。

カツオの卸価格1割安 気仙沼などの豊漁で

カツオの卸価格1割安  気仙沼などの豊漁で

カツオの卸価格が安めだ。東京・築地市場では1㌔300円程度が中心で、1年前の同時期に比べ1割安い。6月末までは平年並みだったが、7月に入り下げに転じた。宮城県の気仙沼を中心に豊漁となったためだ。ただ目先は悪天候に伴い、入荷減が懸念され下げ圧力は弱まっている。6月末ごろからの宮城、岩手、千葉などでの豊漁で、7月の第1週には、一時、卸価格は2~3割安の水準まで下がっていた。
なおカツオの店頭価格は、東京都内のスーパーで100㌘200円程度と例年より1割程度安い。

日本ウイスキー 本場・欧州で人気 14年輸出額5割増

日本ウイスキー  本場・欧州で人気 14年輸出額5割増

ウイスキーの本場・欧州で、日本産ウイスキーの人気が高まっている。海外の著名なウイスキーコンテストで常に上位を占める品質の高さが話題を呼び、2014年の輸出額は前年より約5割も伸びた。日本の酒造大手は海外への販売攻勢を強めている。
世界的に権威のあるウイスキーのガイド本「ジム・マレー ウイスキー・バイブル」(2015年版)は、一つの蒸留所の原酒だけを使ったサントリーのシングルモルト「山崎シェリーカスク2013」に最高の評価を与えている。本場スコットランドを抑え、同ガイド本で日本産ウイスキーがトップに立つのは初めてだ。
日本産ウイスキーが世界で注目されるようになったのは2000年代に入ってから。英国の専門誌「ウイスキーマガジン」が01年に初開催したコンテストで、ニッカの「シングルカスク余市10年」が総合1位を獲得。03年にはサントリーの「山崎12年」が「インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ」で金賞に輝いた。以来、両ブランドは主要なコンテストで常に上位を守り続けている。
評価に比例してウイスキーの輸出額も右肩上がりだ。04年には10億円に満たなかったが、14年は前年比47%増の58億円に達し、この10年で約6倍になった。サントリー、ニッカとも海外戦略は今後も強化する方針で、15年の輸出量は前年比1割以上増やす計画だ。

国内最古の埋め立て港か 琵琶湖北端 塩津港遺跡

国内最古の埋め立て港か 琵琶湖北端 塩津港遺跡

滋賀県文化財保護協会は7月9日、琵琶湖北端にある塩津港遺跡(滋賀県長浜市)が、12世紀の「埋め立て港」と確認したと発表した。当時の港の多くは、自然の地形を利用しており、埋め立て港としては希少で国内最古とみられる。
塩津港は北陸の物資を京都に運ぶ中継地として栄え、万葉集にも詠まれている。これまで平安時代の神社跡などが見つかっていたが、港の具体的な様子などは不明だった。
今回、船が着岸するための「コ」の字形の垂直護岸(高さ1㍍、全長20㍍)、桟橋(幅1.2㍍、取り付け部分60㌢)、水路(幅2㍍、長さ3㍍)などを確認。湖だった場所を1.5㍍かさ上げし、埋め立てで湖岸が27㍍以上せり出していた。工事は12世紀前半に始まったらしく、約60年間で7回以上の改良工事を確認した。
当時は最新鋭だった板造りの船で使われた長さ約15㌢の船くぎ、高価だった鉄製の鍋や五徳、石製すずりや物差しなども見つかり、当時の仕事の様子や港の繁栄ぶりがうかがわれるという。港は水位上昇で14世紀末ごろに水没した後、約2㌔北に造成し直したとみられる。同協会では「当時の物流、土木工学史を知るうえで重要な遺跡だ」としている。

東大寺 東塔復元視野に発掘調査 七重塔蘇るか

東大寺  東塔復元視野に発掘調査  七重塔蘇るか

奈良・東大寺は7月7日、中世の戦火や落雷で失われた東塔跡(国史跡)の発掘調査を7月から始めると発表した。2年後に西塔跡(同)でも調査に着手。将来的には、近くに建物などがない東塔の復元も視野に入れたいという。
東西両塔は奈良時代、大仏殿の東南と南西にそれぞれ建てられた。七重塔で、高さは70㍍とも100㍍とも伝えられる。西塔は934年に落雷で失われた。東塔は1180年に平重衡(しげひら)による兵火で焼失し、その後再建されたが、1362年に落雷で再び焼け落ち、現在基礎部分だけが残っている。
発掘調査は7月中旬ごろから東塔跡で始め、西塔跡は2017年に開始。2021年から東塔の基壇整備に入りたいとしている。

大阪万博開催の経済波及効果は2.9兆円 大阪府が試算

大阪万博開催の経済波及効果は2.9兆円 大阪府が試算

大阪で1970年以来の国際博覧会(万博)が開催された場合の経済波及効果について、大阪府は2兆8859億円とする試算を発表した。これは大阪への2度目の万博誘致を協議する産学官の検討会の、第3回会合が開かれた7月7日公表されたもの。
ただ、府では今後精査して、数値を変更する可能性もあるとしている。

大川で「平成OSAKA天の川伝説2015」青色LEDで演出

大川で「平成OSAKA天の川伝説2015」青色LEDで演出

七夕の7月7日夜、大阪市中心部を流れる大川で、発光ダイオード(LED)電球約5万個を浮かべる催し「平成OSAKA天の川伝説2015」(関西・大阪21世紀協会など主催)があった。幻想的で、淡くて青い光(LED)の「天の川」に親子連れやカップルらが見入った。
今回でイベントは7回目。使われたのは「いのり星」という直径8.5㌢のLED電球で、水を感知すると光を放つ仕組みになっている。

キャベツ5%、レタス4%高 端境期や雨で出荷減

キャベツ5%、レタス4%高 端境期や雨で出荷減

農林水産省が7月7日発表した野菜小売価格緊急調査(6月20~7月3日、全国平均)によると、4品目のうちキャベツとレタスが前週より値上がりした。端境期や降雨のため出荷が減少した。キャベツは前週より5%高い1㌔177円だった。千葉などの関東産が出荷の終盤で、後に続く群馬高冷地との端境期だった。レタスは前週比4%高い1㌔390円。また、トマトは前週比2%安い1㌔630円、キュウリは同2%安い1㌔490円だった。