14年度食料自給率39% 5年連続変わらず
農林水産省は8月7日、2014年度のカロリーベースの食料自給率が5年連続で39%だったと発表した。小麦と大豆の生産量は増えたが、ほとんどを国産が占めるコメの需要が減ったことから、自給率は変わらなかった。
政府は自給率目標を3月に50%から45%へ引き下げたが、この数字も大きく割り込んでおり、農政の一段の見直しが求められそうだ。コメは1人当たりの年間消費量が1.7㌔減の55.2㌔と過去最低で、全体を0.2㌽押し下げた。輸入に依存する食用油など油脂類は中・外食の需要増を背景に消費量が増え、0.2㌽押し下げた。