マアジ漁獲枠14%増の24万㌧に マイワシも3%増
水産庁は8月25日、東京都内で水産政策審議会の資源管理分科会を開いた。2015年のマアジの漁獲枠を5月時点の計画より14%多い24万2700㌧に改定することを決めた資源量が回復しているとみられる島根県や長崎県の配分を増やした。前年比でも4%多い。
マイワシの漁獲枠も同3%多い43万5000㌧に増やす。石川県などで漁獲量が増え、追加要望が出たのに対応した。マイワシの漁獲枠が途中で改定されるのは13年以来だ。
漁業・養殖業生産統計によると、マアジの漁獲量は14年に約14万6000㌧だった。直近では最も少なかった12年より1割増加。マイワシも14年に約20万2000㌧と、10万㌧を下回っていた10年までに比べ大幅に増えている。