月別アーカイブ: 2015年8月

食品値上げじわり浸透 パンなど7月2~4%上昇

食品値上げじわり浸透 パンなど7月2~4%上昇

食品の値上げがじわりと浸透している。7月の出荷価格引き上げを表明したメーカーが各社の主要商品をみると、小麦粉やパンなどのスーパーの店頭価格は2~4%上昇した。牛乳や食用油など春に値上げした商品も価格が上がっている。したがって、家計の支出に占める食料品の割合を示すエンゲル係数は上昇傾向にある。原材料価格の高騰や円安によるコスト増で、メーカーは販売価格への転嫁に動いているが、地方都市を含めた賃上げの全国への波及はまだ道半ばで、一般消費者の家計の負担は増しているだけに、思惑通りには値上げが通っていない。

中食用コメ 14年度は10万㌧増 コンビニおにぎり好調

中食用コメ 14年度は10万㌧増 コンビニおにぎり好調

中食の業界団体でつくる国産米使用推進団体協議会によると、同協議会の会員が2014年度に使用したコメの量は100万㌧だった。コメ価格が高騰していた12年度と比べ10万㌧(11%)増えた。価格下落で、コンビニエンスストアのおにぎり向けなどの需要が伸びたと分析している。

阪大などが晩年の自画像基にダビンチロボ制作

阪大などが晩年の自画像基にダビンチロボ制作

大阪大学などのチームは、ルネサンス期の万能の天才、レオナルド・ダビンチの晩年の自画像を基に、そっくりのロボットを開発し8月21日、東京都内でで報道陣に公開した。長いひげの生えた教科書等でお馴染みの、座った姿のダビンチ。
特殊なシリコーンで覆われた首と顔を空気圧で動かすことで、様々な表情ができる。このほか、あらかじめ録音した音声などで話すこともできる。ロボットはイタリア語で「こんにちは、私はレオナルド・ダビンチです」と自己紹介する。監修した浅田稔・大阪大学教授は「科学教育用ロボットとして活用していきたい」と話している。

ダイキン会長 オリックス陣営に10億~20億円出資検討

ダイキン会長 オリックス陣営に10億~20億円出資検討

ダイキン工業の井上礼之科医長は8月21日、関西国際国際空港と大阪国際(伊丹)空港の運営権取得入札について「オリックス陣営への出資を検討している」と述べた。9月の2次入札に向けて「10億~20億円程度出資を考える」としている。オリックス側からの参加打診に応じる考えを示した。

半世紀超えるブルートレインの歴史に幕

半世紀超えるブルートレインの歴史に幕

寝台特急ブルートレイン「北斗星」の最終列車は8月22日、午後4時12分、多くの鉄道ファンに見守られながら、定刻通りJR札幌駅を発車、23日午前には終点の上野駅に到着し、引退する。こうして半世紀を超えるブルートレインの歴史に幕を閉じる。
ブルートレインは昭和33年に登場し、「北斗星」は63年にデビューした。今年3月に定期運行が終了。4月以降、臨時列車として上り下り、それぞれ週3日程度運行されていた。

100万冊そろえ10年ぶり「檸檬」の舞台復活 丸善京都

100万冊そろえ10年ぶり「檸檬」の舞台復活 丸善京都

梶井基次郎の小説「檸檬(れもん)」の舞台となり、2005年に閉店した書店「丸善京都河原町店」が8月21日、複合商業ビル「京都BAL」(京都市中京区)の開業に合わせ地下1、2階に「丸善京都本店」として10年ぶりに復活した。約3300平方㍍の売り場に、西日本最大級の約7万冊要所を含め、約100万冊をそろえている。
この日は、午前中から多くの来店客があった。同店スタッフは「昔の店を知る人にも、今回初めて訪れた人にも愛される書店にしたい」と意気込んでいた。営業時間は午前11時~午後9時。

日本食材を関空から世界へ 輸出用食品倉庫開業

日本食材を関空から世界へ 輸出用食品倉庫開業

新関西国際空港会社は8月21日、関空に設けた食品の輸出に特化した倉庫の開業式を開いた。総床面積は約3000平方㍍あり、食材の鮮度を保つために冷凍・冷蔵機能も備える。
航空貨物の配送大手、航空集配サービス(千葉県習志野市)が関空の敷地内に設けた。投資額は数億円。8月31日から業務を開始する。将来は施設全体として、イスラム教の戒律に沿った「ハラル認証」取得することも計画している。

カゴメ 缶入りトマトジュースの原料すべて国産に

カゴメ 缶入りトマトジュースの原料すべて国産に

カゴメは缶入りトマトジュースの原料をすべて国産トマトに切り替えた。加工用トマトの仕入れ先である契約農家を増やし、国産品を安定的に確保できる体制を整えた。食の安全・安心への関心の高まりに対応するとともに、国内農業の振興にもつなげる。
缶入りの「カゴメトマトジュース(内容量190㌘)」と「カゴメトマトジュース食塩無添加(同160㌘)」の2商品の原料を100%国産に切り替えた。この結果、原価は2割以上上がるが、出荷価格は数%の引き上げにとどめた。店頭価格はオープンだが、税別100円前後を想定する。

ユーグレナがフルッタフルッタと飲料販売で提携

ユーグレナがフルッタフルッタと飲料販売で提携

ミドリムシを使ったジェット燃料開発に取り組むユーグレナは、アマゾン産フルーツ販売のフルッタフルッタと、ミドリムシを使った飲料などの販売で提携する。2つの新製品を共同開発し、インターネット通販をユーグレナが、スーパーマーケットを通じた販売をフルッタフルッタがそれぞれ担当する。
ユーグレナがミドリムシの粉末を使った豆乳ベースの飲料「緑汁」を製造する。フルッタフルッタはアサイーとクコの実を配合した飲料「赤汁」を製造する。価格は184円(税別)。ユーグレナのオンラインショップで赤汁も取り扱うほか、フルッタフルッタが全国のスーパーに持つ販路で緑汁も販売する。赤汁と緑汁を朝と夕方に毎日飲んでもらうことを想定している。

「関西維新の会」届け出 近畿2府4県で活動

「関西維新の会」届け出 近畿2府4県で活動

地域政党・大阪維新の会(代表・橋下徹大阪市長)が近畿2府4県を活動区域とする政治団体「関西維新の会」(大阪市中央区)の設立を総務省に届け出たことが分かった。代表には松井一郎・大阪府知事を充てる方向で調整している。