月別アーカイブ: 2015年8月

近畿の景気判断「回復」据え置き 日銀大阪支店

近畿の景気判断「回復」据え置き 日銀大阪支店

日銀大阪支店は8月10日発表した金融経済概況で、近畿2府4県の景気を「回復している」とし、前回(7月)の判断を据え置いた。企業の設備投資や公共投資が増加し、輸出も増加傾向が続いているため。
項目別では、高速道路や耐震関連の工事の増加などを背景に、公共投資の判断を「高水準で横ばい圏内の動きとなっている」から、「増加している」に上方修正した。住宅投資は、消費税増税による減少傾向が続いていたが、分譲マンションの需要などに持ち直しの動きがあり、「全体として弱めの動きとなっている」から「下げ止まっている」に引き上げた。

ダイエー店舗限定でクラフトビール投入 銀河高原ビール

ダイエー店舗限定でクラフトビール投入 銀河高原ビール

銀河高原ビール(岩手県西和賀町)はダイエー(東京都江東区)の店舗限定で、クラフトビール「アメリカンペールエール300㍉㍑ボトル」を発売した。消費税抜き価格は275円。販売数量は840㌤(1万6800本)を計画。繊細で柑橘系の香りと苦みを持つ。北米産のカスケードホップを使い、重厚な味わいに仕上げた。

国産牛「赤身」の卸価格3割高「霜降り」に近づく

国産牛「赤身」の卸価格3割高 「霜降り」に近づく

国産牛肉の「赤身」の卸価格が上昇し、一段と「霜降り」に近づいている。消費者の健康志向によって肉の選びが変わりつつあり、赤身は1年で3割減となった。脂肪分であるサシが豊富な肉よりも2倍のペースで上昇している。全国的に子牛が足りなことも影響しており、赤身が高級品となりつつある。
和牛(去勢)では代表的な赤身であるA-2等級の東京市場での卸価格(加重平均)が、8月に入り1㌔2100円を超える日もある。ここ1年で3割高となり、1990年以降では最高値となった。
これまで最高級として定着していた霜降りはA-5の卸価格が同2500円前後で推移している。年間の上昇率は15%前後と、勢いでは赤身に軍配が上がる。赤身と霜降りの卸価格では約4年前まで1㌔当たり1000円近い価格差があった。それが今では、赤身の上昇によって3000円台半ばと、その差は3分の1近くに縮小している。

野菜ジュース原料100%国産 カゴメが限定販売

野菜ジュース原料100%国産  カゴメが限定販売

カゴメは8月下旬、原料の野菜に国産品だけを使った野菜ジュースの限定品を売り出す。昨夏、国産トマトだけを使ったトマトジュースを数量限定で販売したところ好評で、野菜ジュースでも国産野菜だけを使うことにした。価格は従来品よりも2割高いものの、野菜本来のおいしさや食の安全・安心を求める消費者は多いとみている。
カゴメの従来商品である「カゴメ野菜ジュース」や「野菜生活100」などのシリーズでは、原料の野菜をペースト状で輸入する場合が多い。ペーストに野菜を加えてつくる濃縮還元製法を用いている。
新商品「カゴメ野菜ジュースプレミアム」は国産野菜を搾ってつくるストレート製法タイプを採用する。味の調整で加えるレモン果汁は海外産を使うが、食塩などは添加しておらず、素材本来の味わいを感じられるのが特徴という。
25日に数量限定で発売する。内容量は720㍉㍑で店頭想定価格は税別290円前後。従来商品より2割程度高い。

農産物輸出額が最高 上半期25%増 日本食ブーム反映

農産物輸出額が最高 上半期25%増 日本食ブーム反映

農林水産省が8月10日に発表した2015年上半期(1~6月)の農林水産物の輸出額は前年同期比24.9%増の3547億円となり、伸び率、金額ともに上半期の統計を始めた05年以降の最高を記録した。世界的な日本食ブームや、アジアを中心にした生鮮食品の需要の高まりを受けて、急拡大した。
政府は16年に7000億円、20年に1兆円という輸出額の年間目標を掲げており、14年は6117億円だった。輸出は下半期に増える傾向があり、15年のうちに7000億円の目標を達成する可能性が出てきた。
15年上半期の内訳は農産物が22.1%増の2025億円、水産物が28.8%増の1397億円、林産物が28.8%増の126億円。主な輸出先では香港が1位。金額ベースでは全体の約4分の1を占めている。これに米穀、台湾、中国、韓国などが続いている。

訪日外国人の観光需要への対応強化 近畿運輸局長

訪日外国人の観光需要への対応強化 近畿運輸局長

近畿運輸局の天谷直昭局長(56)が8月10日、大阪市で就任記者会見を開き、「関西経済の活性化に観光が果たす役割は大きい。訪日外国人の観光需要を一過性に終わらせないよう、取り組みを強化したい」と述べ、関西での新たな観光地の発掘や広域観光ルートの開拓に意欲を示した。
関西財界が要望するリニア中央新幹線の東京~大阪間同時開業については「JR東海が自己資金で(事業)を行っているので、それを尊重した中でどういう支援ができるかだ」とし、踏み込んだ発言はなかった。

9/6高野山で徳川・真田現当主が対談 大坂夏の陣400年

9/6高野山で徳川・真田現当主が対談 大坂夏の陣400年

1615年の「大坂夏の陣」から400年を迎える今年、激戦を繰り広げた徳川家と真田家の現当主の対談を含むバスツアーが、開創1200年を迎えた高野山で実施される。
ツアーは9月6日に大阪市内からバスで出発。高野山霊宝館の山陰加春夫副館長の歴史トーク、徳川・真田両家現当主対談、高野山奥の院散策などがある。出発は午前8時、解散は午後8時、定員800人。料金は1万1500円。JTB西日本が主催し、高野山金剛峰寺の協力で実現した。

フライパンで使う焼き肉調理シート ダイエー

フライパンで使う焼き肉調理シート  ダイエー

ダイエーは8月8日から順次、首都圏や関西の85店で、フライパンで使う独自の焼き肉用シートを販売する。東洋アルミエコープロダクツとの共同開発で、煙の発生が少なく、油の跳ねを抑えるのが特徴。
3月から同シートとの牛バラなどとの肉をセットにした簡便調理品を発売しているが、計30万個が売れるヒットとなった。そして、買った人からシートだけの販売を求める声があり、シートのみでも販売することになった。
商品名は「フライパンで焼き肉シート」で、アルミ皿と穴あきのクッキングシートがセットになっている。直径18㌢、深さ2㌢のシートが7枚入りで537円。

駅ナカ店舗でミドリムシ使用のジュース販売 JR東日本系

駅ナカ店舗でミドリムシ使用のジュース販売 JR東日本系

JR東日本グループのジェイアール東日本フードビジネス(東京都北区)は、ミドリムシ「ユーグレナ」を使ったジュースを発売した。JRの駅ナカで展開するジューススタンド「ハニーズバー」全41店で販売する。栄養価が高い話題の食材で集客力を高める。9月末までの期間限定で、栄養価の高いミドリムシを使ったドリンク「石垣産ユーグレナ×みやざきビタミンゴーヤー」を販売する。価格はSサイズが250円。

コメの小売価格 6月は0.6%安 今年最安値更新

コメ小売価格 6月は0.6%安  今年最安値更新

農林水産省が8月7日発表した「米に関するマンスリーレポート」によると、6月のコメ小売価格は全銘柄平均で前月比0.6%安の5㌔1819円(消費税込み)だった。2カ月連続で値下がりし、今年の最安値を更新した。
新米の登場を控え、14年産米の特売が増えた。前年同月比では8.5%安い。秋田産「あきたこまち」が前月比4.0%安となり、下げが目立った。