カボチャ6割 トマト3割高 野菜の高値続く 天候不順
8月後半から全国的に続いた低温と降雨で、野菜が異常な高値となっている。7月下旬から8月初めにかけての猛暑と、その後の台風がらみの猛烈な長雨などの荒れた天候が大きく響き、幅広い品目で生育が遅れ気味だ。
農林水産省が9月1日発表した野菜小売価格緊急調査(8月24~28日、全国平均)でもトマトなど対象の4品目が平年比1~4割高かった。トマトは東京・大田市場の卸価格が千葉産で前年同時期比3割高い。カボチャは北海道産の卸価格が同6割高い。福島産のキュウリも卸価格が同2割高となっている。