シャープ本社、ニトリに売却へ 17年めどに移転方針

シャープ本社、ニトリに売却へ 17年めどに移転方針

経営再建中のシャープが、大阪市阿倍野区の本社ビルを家具販売大手のニトリホールディングス(HD)に売却する方向で最終調整していることが9月2日、わかった。道路を挟んで南側にある「田辺ビル」は、NTT都市開発に売却する方向で、売却額は計百数十億円、9月中の契約を目指す。ニトリは店舗、NTT都市開発は高級マンションとして再開発する見通しだ。
シャープは売却後も約2年間は賃借を続け、2017年をめどに移転する方針。1924年以来の「阿倍野の本社」時代は90年余りで幕を閉じる。