サンマの資源保護で合意 17年中に漁獲量を算定

サンマの資源保護で合意 17年中に漁獲量を算定

北太平洋の漁業資源保護を議論する「北太平洋漁業委員会」は9月3日に東京都内で初会合を開き、サンマの資源保護で合意した。資源量を維持できる漁獲量を2017年中に算定する。水産庁が会合終了後、明らかにした。北太平洋のサンマ資源量が国際的に算定されるのは初めて。
サンマは太平洋全域に広く分布しているが、中国や台湾などの漁獲量が増えて減少傾向にある。日本は1997年から独自に総漁獲量を制限してきたが、資源を枯渇させないため国際的なルール作りを目指す。
この日の会合には日本、カナダ、ロシア、中国、韓国、台湾の6カ国・地域が出席し、米国もオブザーバーとして参加した。