卵値上がり急ピッチ 卸価格1カ月で2割高

卵値上がり急ピッチ  卸価格1カ月で2割高

卵の卸価格が大幅に上昇し1カ月間で2割上がった。気温の低下を受け、コンビニで人気のおでん用などの需要が動き出し、各社は調達を急いでいる。飼料価格が高止まりし、鶏卵農家が出荷価格を引き上げていることも背景にある。
例年は年末に向け値上がりするが、今年は上昇が急ピッチだ。JA全農たまご(東京都新宿区)による9月11日の取引価格はMサイズが1㌔250円だった。1カ月で19%上昇し、1年前と比べ9%高い。1パック当たりの小売価格(東京)は平均240円台半ば(税込み)で、1年で約7%高い。今季は夏でも例年より高値が続いていた。