月別アーカイブ: 2015年9月

TDK 蓄電池に充電用電源10月から量産

<産業・社会の動き>

TDK  蓄電池の充電用電源10月から量産

TDKはリチウムイオン電池など蓄電池の充電用電源「EVSシリーズ」を10月から量産する。基本機能に絞り、採用しやすくするとともに、新たに最大出力電力300㍗品を加えた。価格は遠隔操作が可能な300㍗品が1万6600円(税抜き)、600㍗品が2万8300円(同)。5年後にシリーズ全体で1億2000万台販売を目指す。蓄電池を充電する際に電流を一定値に制御する機能を持つ電源、蓄電池の制御回路に搭載する。

好々爺、笑顔の山縣有朋の写真見つかる

好々爺、笑顔の山縣有朋の写真見つかる

明治の元勲、いかめしい強面(こわもて)権力者の印象が強く、笑わない人物として知られ、明治政府の第3代、9代の首相を務めた山縣有朋の笑顔の写真が見つかった。極めて珍しい好々爺の山縣像だ。
「山縣有朋記念館」東京事務所が所蔵。写真は著名人の笑顔を集めた雑誌『ニコニコ』に掲載された写真で、山縣が79歳の時のスナップという。同誌で「世間の評判が悪いのはニコニコの修養が足りない」と批判された後に、撮影されたものらしい。この20年ぐらい前にこんな写真が出ていたら、山縣を見る世間の目もかなり違っていたかも知れない。

サラダコスモ 国内初の機能性表示モヤシ発売

サラダコスモ 国内初の機能性表示モヤシ発売

サラダコスモ(岐阜県中津川市)は10月7日、機能性食品の大豆モヤシ「大豆イソフラボン子大豆モヤシ」を発売する。機能性表示食品として、消費者庁に受理された。この4月に同制度が始まって以来、生鮮野菜の受理は初めて。
大豆イソフラボンの働きのうち、今回の機能性表示は骨の健康維持に焦点をあて、パッケージで”健康”を訴求している。商品は同社の信州第一工場(長野県駒ケ根市)で生産。スーパーなどの店頭価格で200㌘入り70円程度を想定する。

イオン農業法人のコメ収穫始まる 農地バンク活用で

イオン農業法人のコメ収穫始まる 農地バンク活用で

イオンは9月19日、埼玉県羽生市でコメの収穫を本格的に始めた。政府が推進する、意欲のある生産者に農地を貸す「農地バンク」を活用する制度で、今回が初の生産、収穫となる。作付面積は15.4㌶で、埼玉県産のブランド米「彩のかがやき」やコシヒカリなどを育てている。10月中旬から埼玉県内のスーパーで販売する予定。子会社のイオンアグリ創造(千葉市)が羽生農場で10月にかけて順次、収穫する。

幽玄の世界「大坂夏の陣400年 大阪城本丸能」

幽玄の世界「大坂夏の陣400年 大阪城本丸能

大坂夏の陣から400年を記念し、大阪市中央区・大阪城本丸広場で9月20日、かがり火で能や狂言を楽しむ「夏の陣 大坂城本丸能」が9月20日始まった。23日まで4日間の日程で行われる。
冒頭、薪(たきぎ)に神火をともす「火入れ式」が行われ、舞台を囲む3つのかがり火が宵闇に揺らめくと、幽玄の世界に誘われたような錯覚を覚え、思わず客席からは拍手が湧いた。大坂城天守閣を背景にした幻想的な舞台に観客らは酔いしれた。21日には野村萬斎さん(49)も出演する。

奈良市で「うどんルーツサミット」春日餺飥うどんPR

奈良市で「うどんルーツサミット」春日餺飥うどんPR

平安時代に奈良・春日大社で振る舞われたとされる麺を再現した「春日餺飥(はくたく)うどん」をPRしようと9月19日、奈良市で「うどんルーツサミット」が開かれた。
論争がある”うどん発祥の地”候補として注目を集める狙いもある。藤原実資の日記「小右記」に989年、一条天皇が「餺飥」と呼ばれる麺を食べたという記述があることに、NPO法人「奈良の食文化研究会」が注目。春日大社の監修のもとで開発した。

中央魚類が「海のエコラベル」販売認証取得 卸で初めて

中央魚類が「海のエコラベル」販売認証取得 卸で初めて

中央魚類は、環境や資源保護の配慮した水産物に与えられる「海のエコラベル」の付いた製品を販売できる認証を得た。国際的な非営利団体の海洋管理協議会(MSC)と水産養殖協議会(ASC)が定めた、流通管理基準などを満たしたCoC認証で、東京・築地市場の卸会社が取得するのは初めて。2020年の東京五輪で提供する魚には同ラベルが必要になる予定だ。

日清食品 シンガポール風即席カップめん ラクサ投入

日清食品 シンガポール風即席カップめん、ラクサ投入

日清食品は即席カップめん「カップヌードル」のエスニック風味商品としてシンガポール風ラクサを9月28日に発売する。エスニック風味商品は2014年4月にタイのトムヤンクン味を発売。品切れになる人気となった経緯があり、今回はそれに続く第2弾。
ラクサは、シンガポールをはじめとする東南アジアで人気のめん料理で、ココナツミルクのまろやかな甘さに、スパイスの辛みが重なり合ったコク深いスープが特徴。具材は蒸し鶏やコリアンダー、スクランブルエッグなどを使用した。スープ開発ではグループの日清食品シンガポールの協力を得て、本場の味に仕上げた。税抜き価格は180円。

日本水産 大阪・舞洲に大型冷蔵施設 関西の保管能力増強

日本水産 大阪・舞洲に大型冷蔵施設 関西の保管能力増強

日本水産は大阪市内に約72億円を投じ、大型の冷蔵保管施設「大阪舞洲物流センター」を立ち上げる。大阪港に輸入した冷凍・冷蔵貨物の保管やスーパーなどの物流業務を受け、年間8億円の売上高を目指す。
新施設は5階建てで、子会社の日水物流(東京都港区)が約2万4700平方㍍の敷地に建てる。延べ床面積は約1万9000平方㍍。食品の保管能力は約2万5400㌧で、関西地区の能力を6割引き上げる。同社全体では約35万㌧と約7%高める。

自民・柳本氏が大阪市長選に出馬表明 非・維新結集

自民・柳本氏が大阪市長選に出馬表明 非・維新結集

11月22日投開票の大阪府知事・市長のダブル選を巡り、去就が注目されていた自民党市議団幹事長の柳本顕氏(41)が9月19日、市長選出馬の意向を表明した。柳本氏は5月の住民投票で、大阪都構想反対を訴えた中心人物で、無所属で出馬し、「非・大阪維新の会」の結集を呼び掛ける。これにより、維新が擁立を予定している橋下徹市長の後継候補との激突となる見通しとなった。