秋の味覚 今年は安め 国産マツタケ4割安

秋の味覚 今年は安め 国産マツタケ4割安

秋が旬の食材で安めのものが目立っている。国産マツタケは入荷量が増え、クリや柿も生育が順調だ。この夏は天候不順による不作で、スイカやメロンの高値が目立ったが、秋は比較的手ごろに旬の味覚を楽しめそうだ。
国産マツタケは旧盆後の雨と気温低下で生育がいい。東京・築地市場の卸価格は400㌘1万6200円(高値)と前年比4割安い。入荷量も2割多い。
店頭価格も平年より安めだ。西武池袋本店(東京都豊島区)では1万5000~3万円。割安感を追い風に売上高は前年比15%増えているという。大阪市内のスーパーでは岩手県産マツタケが100㌘2980円で販売されている。中国産マツタケは入荷量が前年比2割少なく卸値は1㌔7600円と高めだ。
8月の猛暑で高かったブドウも「巨峰」を中心に前年並みに下がってきた。都内のスーパーの店頭価格は柿が1個90~140円、クリは1袋(600㌘)400円。「巨峰」は1房500円が中心だ。