月別アーカイブ: 2015年12月

大阪府・市が猪瀬前都知事に特別顧問就任を要請

大阪府・市が猪瀬前都知事に特別顧問就任を要請

首都機能の移転など盛り込んだ「副首都化」を目指す大阪府と大阪市が、東京都の猪瀬直樹前知事に特別顧問の就任要請したことが12月16日分かった。松井一郎知事が明らかにした。
府は副首都推進本部を設置し、12月28日に初会合を開く予定。猪瀬氏にも出席を求めており、「協力する」と前向きな返答を得ているという。

後期難波宮の屋根瓦落下跡 埋め戻しから54年ぶり公開

後期難波宮の屋根瓦落下跡 埋め戻しから54年ぶり公開

大阪市中央区の史跡「難波宮跡」の発掘調査現場で、昭和の発掘調査の後、埋め戻され保存されてきた後期難波宮の屋根瓦落下跡が、このほど54年ぶりに一般公開され、多くの考古学ファンが見学に訪れた。
倒壊した塀から落下した屋根瓦が、落下したままの状態で大量に残っている珍しいケースだ。史跡整備を計画する大阪市が、屋根瓦落下跡などの有効活用策を検討するために再公開した。
後期難波宮は8世紀、聖武天皇が造営した宮殿。1961年、大阪市の発掘調査で後期難波宮の屋根瓦が出土したが、大量に発見されただけではない。南北方向に走る屋根瓦付きの築地塀が、何らかの事情で東側に倒れ込んだ。その際、塀もろとも瓦屋根が裏返しになる形で、地面へ落下したと推定される状態のまま発見されたのだ。
そして発掘調査後、瓦落下跡の長さ約10㍍のエリアをコンクリートブロックで囲い、瓦の表面に特殊な合成樹脂を塗る保存作業を施されたうえで埋め戻されたものだ。

関西経済同友会「カジノ」誘致などで知事・市長に要望書

関西経済同友会「カジノ」誘致などで知事・市長に要望書

関西経済同友会の村尾和俊、蔭山秀一両代表幹事と加藤好文常任幹事は12月14日、松井一郎知事と吉村洋文市長に、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)誘致や、平成33年に開催予定の「関西ワールドマスターズゲームズ」への協力などを盛り込んだ要望書を手渡した。
要望書は関西経済活性化に向け、IR誘致などのほか二重行政問題の解消や交通インフラの整備なども盛り込まれた。

練乳はちみつ入りチューハイ期間限定で サントリー

練乳はちみつ入りチューハイ期間限定で  サントリー

サントリースピリッツは「ほろよい<白いサワープレミアム>」を2016年1月26日から3月上旬までの期間限定で販売する。さわやかな乳性飲料の味わいが人気のチューハイ「ほろよい<白いサワー>」をベースに、練乳とはちみつを加えて、より濃厚でまろやかな味に仕上げた。想定価格は350ml入りで税別170円。

ミスド 期間限定で「ポン・デ・シュードーナツ」

ミスド 期間限定で「ポン・デ・シュードーナツ

ミスタードーナツは「ポン・デ・シュードーナツ」(97円)を12月から期間限定で販売する。ポン・デ・シュードーナツはポン・デ・リングの生地とシュー生地をブレンドした、もっちり食感のドーナツ。
今回は前回の販売時に人気の高かったクッキー入りホイップを詰めた「クッキークリーム」に、新たに季節を問わず人気の高い3種のクリームを使用した「カスタード」「ストロベリー」「キャラメル」を加えた計4種をラインアップした。

大阪市教委が給食試食会 市民からは「おいしい」の声

大阪市教委が給食の試食会 市民からは「おいしい」の声

学校給食を広く知ってもらおうと、大阪市教育委員会は12月13日、大阪市西区で給食の試食会「学校給食・食育フェア」を開催した。給食の献立や栄養バランスなどについて、広く市民に知ってもらうのが狙い。
衛生管理のため10度C以下に冷やされていて、生徒からは「おいしくない」と不評だった。一方、市民からは「おいしいです。まずいまずいと聞いていましたが、そうでもないと思います」「自分が小さいときに食べていたものと比べたら、無茶苦茶おいしかったです」などの声が聞かれた。
ほかにも給食の調理体験や、小学生が考えた給食レシピの展示が行われ、訪れた市民らは興味深そうに見学していた

USJのクリスマスショーにエンヤさんがサプライズで登場

USJのクリスマスショーにエンヤさんがサプライズで登場

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市此花区)に12月13日、歌手のEnya(エンヤ)さんがサプライズで登場し、歌声を披露した。7年ぶりに来日し、2曲を歌い上げた。
USJでは現在「ユニバーサル・ワンダー・クリスマス」を開催している。クリスマス・ライブ・エンターテイメント「天使のくれた奇跡Ⅲ」上演後、赤いドレスを身にまとったエンヤさんが登場。「”Enya”Christmas Show in Universal Studio Japan」と題し「Orinoco Flow(オリノコ・フロウ )」「Echoes In Rain(エコーズ・イン・レイン)」を歌い上げ、盛大な拍手を浴びていた。

厚さ11㌢の「大型構造船」の部材発掘 滋賀塩津港遺跡

厚さ11㌢の「大型構造船」の部材発掘 滋賀塩津港遺跡

滋賀県文化財保護協会は12月10日、琵琶湖北端にある同県長浜市の塩津港遺跡で、板を組み合わせた「大型構造船」の部材が見つかったと発表した。平安時代後期(12世紀)の船の一部とみられ、国内最古級という。
構造船はこれまで鎌倉時代後期から使われたと考えられていたが、専門家は今回の部材の発見により、100年以上前の平安時代の琵琶湖ですでに就航していたことを裏付ける、日本造船史上、貴重な史料-としている。
見つかった部材は長さ205㌢、幅58㌢、厚さ11㌢。船の側面か底に使われていたとみられ、板を繋ぐ「縫いくぎ」が打たれた跡が3カ所あった。部材の厚さなどから、船は長さ20㍍以上あった大型構造船とみられる。
塩津港は北陸の物資を京都に運ぶ中継地として栄え、12世紀には埋め立て造成で本格的な港が築かれていたことが分かっている。今回は荷物を運ぶ道路(長さ10㍍、幅3.7㍍)や、道路東側に築いたとみられる塀の大きな柱なども複数確認された。

「出雲そば」200年遡る最古の文書見つかる

「出雲そば」200年遡る最古の文書見つかる

島根県のご当地グルメ「出雲そば」が江戸時代前期にはすでに食べられていたことを示す最古の記述が、同県立出雲歴史博物館の調査で見つかった。出雲そばについてこれまで確認されていたものを約200年遡る文書記録という。
出雲大社の神職、佐草自清の日記の中で寛文6(1666)年3月27日に、江戸前期に出雲大社で行われた造営工事に関し、本殿の柱を立てる相談をした後、日が暮れたところで、そば粉を練って細く切った「蕎麦切」が振る舞われたとの記述があった。
出雲そばは、松本城主だった松平直政が寛永15(1638)年に松江へ移った際、信州から蕎麦切が伝わったのが始まりとされる。出雲そばが記述された文書は、これまで嘉永2(1849)年のものが最古だったが、この日記はこれを約200年遡る。

伊勢エビ JAL機内食に 伊勢志摩サミットへ食材PR

伊勢エビ JAL機内食に 伊勢志摩サミットへ食材PR

2016年5月の伊勢志摩サミットを前に、三重県と日本航空が12月12日、県監修の機内食を発表した。伊勢エビの和え物、熊野地鶏の煮込み、松阪豚のワイン煮など県産食材14品を使うメニューでPR。
16年3月~8月、中国やタイ行きなど、中部空港発の国際便4路線のビジネスクラスで提供する。同県とJALによる「食と観光に関する協定」の一環で、春と夏のメニューがある。