食品産廃の横流し・不正廉売広がり 大手流通の扱い商品も

食品産廃の横流し・不正廉売広がり 大手流通の扱い商品も

カレーチェーン「CoCo壱番屋」を全国展開する壱番屋(愛知県一宮市)の業務用冷凍カツを産業廃棄物処理業ダイコー(愛知県稲沢市)が横流しした問題を発端に、”闇”の不正廉売の全容が明らかになりつつあり、広がりをみせている。
転売を仲介した製麺業「みのりフーズ」(岐阜県羽島市)の施設から、これまでにセブン&アイ・ホールディングスが傘下のコンビニ(セブンイレブン)やスーパーで扱う丸大食品が製造した豚肉製品、マルコメ(長野市)のみそや、冷凍マグロ、焼き鳥、イオンが扱うソーセージなど3品目のプライベートブランド、さらにローソン、ファミリーマート、サークルKサンクスが扱う商品など100を超える品目の産業廃棄物として処理されるはずの製品の横流し・不正廉売が明るみに出ているという。