月別アーカイブ: 2016年1月

クロマグロの代替魚、養殖「スマ」の販売始まる

クロマグロの代替魚、養殖「スマ」の販売始まる

大阪・梅田の阪急百貨店で1月16日、クロマグロに代わる魚として期待されている養殖「スマ」が初めて販売され、用意された刺し身と寿司が10分ほどで売り切れた。同店には「中トロと大トロの間くらいのおいしさを期待」「ぜひ試食してみたい」などそれぞれの思いを秘め、滋賀県や堺市など近畿各地から、早くから顧客が詰めかけていた。
養殖で、脂がのって全身トロのようになるといわれる「スマ」は、刺し身や寿司のネタとして、人気が高いクロマグロに代わる魚として期待され、和歌山県や愛媛県などが販売に向け研究開発に取り組んできた。ただ、まだ出荷量が少なく、今後いかに増産していくかが課題だ。

大阪・道頓堀で「美」競う 関西主要大学のミスコン開催

大阪・道頓堀で「美」競う 関西主要大学のミスコン開催

関西主要大学のミス・コンテストの代表者らが美を競い合う「ユニバーシティ関西・ミスコンテスト」(主催・道頓堀水辺地権者会、ユニバーシティ関西実行委員会、共催・大阪市中央区南相天下連合会)が1月16日、大阪市中央区のとんぼりリバーウォークで開催された。
出場したのはミス・キャンパス7人と公募で選ばれた10人で、京都大、立命館大、大阪府立大、神戸大、関西学院大、奈良女子大などの計16大学17人。スポーツウエアと制服姿でステージに立ち、自由スピーチや特技など外見と内面の美をアピールし合った。
審査の結果、大阪府立大の木岡真理奈さん(21)がグランプリに選ばれた。3位までの入賞者は今年の商店会のイベントなどで活躍する予定。

全国初のヘイトスピーチ条例、大阪市議会で成立

全国初のヘイトスピーチ条例、大阪市議会で成立

大阪市の吉村洋文市長にとって初めてとなる議会で、全国で初めてのヘイトスピーチ対策条例など4つの議案すべてが可決された。
街頭などで人種差別をあおる、いわゆるヘイトスピーチに対する条例は、審査会が認定すれば団体や氏名を公表する全国初めてのもの。自民党が表現の自由の観点から反対したものの、維新、公明、共産の賛成で可決。
また、当初今議会での成立は難しいとみられていた民泊条例と、大阪市立大学大阪府立大学の統合準備を進める議案については、当初案から付帯決議が付けられた形で、共産党以外の賛成で可決、成立した。

3万3000円の豪華バーガー、大阪・梅田に登場

3万3000円の豪華バーガー、大阪・梅田に登場

大阪・西梅田に1月15日にオープンしたウエディング施設のダイニングカフェ&バー「The 33 Tea&Bar Terrace」が、ジュエリーボックスをイメージした3万3000円(税別)の「ジュエリーバーガー」を事前予約で限定販売する。
国産和牛のロース肉とグリルしたフィレ肉合わせて約200㌘使用。ジュエリーボックスをイメージした蓋付きのボックスに入れてテーブルへ、目の前で黒トリュフのスライスをふんだんに散らし、金箔をトッピング、とろりと溶かしたラクレットチーズもたっぷりの豪華バーガーのでき上がりだ。ただ、このジュエリーバーガーを食べるには3日前までの予約が必要だ。

桂 春団治さん(85)心不全で死去 四天王の最後の1人

桂 春団治さん(85)心不全で死去 四天王の最後の1人

戦後、滅亡寸前といわれた上方落語の復興に尽した四天王の最後の1人、磨き上げた芸風で知られた桂春団治(かつらはるだんじ、本名・河合一=かわい・はじめ)さんが1月9日、心不全のため亡くなった。85歳だった。親族や直系の弟子らで密葬を営んだ。
春団治さんは、三代目桂米朝、六代目笑福亭松鶴、五代目桂文枝(いずれも故人)とほぼ同時期の入門で、衰退していた上方落語再生の原動力として活躍した。
芸風は地味だが手堅く、テレビやラジオにほとんど出演せず落語一筋。粒よりのネタを完璧に演じることに全力を傾けた。中でも「野崎詣(まい)り」「いかけや」「代書」などは至芸といわれた。

浜松に早くも「大河ドラマ館」主人公・井伊直虎で誘客

浜松に早くも「大河ドラマ館」 主人公・井伊直虎で誘客

遠州ゆかりの井伊直虎が主人公の2017年放送予定の大河ドラマを活用して地域振興を目指す官民連携組織「『おんな城主直虎』推進協議会」が1月12日、発足した。浜松市中区のホテルで初会合を開き、市が常設展示館「大河ドラマ館」を、市みおつくし文化センター(同市北区)に開設することを報告した。
大河ドラマ館は撮影セットや小道具、衣装の展示などを通じて大河ドラマの世界観を紹介する施設。2017年の放送開始に合わせオープンする予定。
「『おんな城主直虎』推進協議会」は行政機関、観光・経済団体や地元企業など77団体の代表者で構成、浜松商工会議所の大須賀正孝会頭が会長に就任した。市が設置した「おんな城主直虎」推進本部(本部長・鈴木康友市長)と連携し、観光誘客に向けた情報発信や市民啓発などの事業に取り組む。

恵方巻きに「近大マグロかつ巻き」登場、1本880円

恵方巻きに「近大マグロかつ巻き」登場、1本880円

節分の日に、縁起の良い方向を向き、丸かぶりすると福が来るという「恵方巻き」に「近大マグロかつ巻き」が登場した。1本の定価は税込み880円。
JR西日本の子会社、ジェイアール西日本デイリーサービスが近畿の一部の駅売店などで予約を受け付ける。先着順1月27日まで。

足でボール蹴るビリヤード「ビリッカー」関西大会

足でボール蹴るビリヤード「ビリッカー」関西大会

大阪・アメリカ村の「スポタカ心斎橋ビッグステップWEST」(大阪市中央区)で2月21日、足やヘディングでプレーするビリヤード「ビリッカー」の関西大会「BillicceR Kansai Area CUP」が開かれる。
ビリッカーはフランスで生まれた新しいゲーム。ビリヤード台をそのまま大きくしたような競技場で、3号球のサッカーボール15個と手球1個で行う。手球はキューで弾くのではなく、足で蹴ったり、頭でヘディングしたりする。蹴り方により手球をジャンプさせたり、カーブをかけたりする。ゲーム自体のルールはビリヤードを踏襲する。
関西で公式大会が行われるのは今回が初めて。全15チームが3つのリーグに分かれ、「ナインボーr」を総当たり戦で競う。参加料金は1チーム(3人)=1万2000円で、優勝チームには賞金3万円と、全国大会への出場権が与えられる。

松井府知事「副首都」化などで公明党に協力呼びかけ

松井府知事 「副首都」化などで公明党に協力呼びかけ

大阪府の松井一郎知事は1月13日、フィリピン訪問中の強行日程の中、繰り上げ帰国し、公明党の新春年賀会に出席、関係修復に着手した。公明党は山口那津男代表が出席。昨年の大阪都構想の住民投票で離反した関係にある維新・公明の両代表者が握手を交わし、エールを交歓し合った。松井氏は「維新・公明で過半数が取れれば」とし選挙協力はじめ、大阪の「副首都」化など維新が掲げる政策への協力を呼びかけた。

「民泊」条例案など 大阪市議会で継続審議か

「民泊」条例案など 大阪市議会で継続審議か

大阪市が年初の市議会で条例成立を目指していた「民泊」条例案および大阪市立大と大阪府立大の統合案が、継続審議になる見通しとなった。
昨年、大阪府議会が国家戦略特区の指定を受けて「民泊」条例を成立させたことを受け、増え続ける外国人観光客に伴い、ホテルや宿泊施設の大幅な不足が伝えられる中、マンションなどの空き室を宿泊施設に活用できるように規制緩和する「民泊」条例案。
だが、大阪市内ではマンション居住者の暮らしや、マンションごとの様々なルールとの兼ね合いはじめ、治安面での不安の声があり、受け入れ態勢の整備は予想以上に難しい部分もあるようだ。
また、市立大と府立大の統合案については、公明党が吉村市長の考え方をしっかりと聞いたうえで判断したいなどとしており、いずれも継続審議になる見通しだ