月別アーカイブ: 2016年2月

新世界の将棋クラブ「王将」さよならイベント

新世界の将棋クラブ「王将」さよならイベント

新世界・ジャンジャン横丁の将棋クラブ「王将」(大阪市浪速区)で2月13日、「さよなら王将、改築前の将棋ファン感謝イベント」が開かれた。
新世界はかつて将棋が盛んで、同クラブは1949(昭和24)年から65年以上にわたり営業してきたが、利用者の減少などで2015年10月閉店。
同日は無料開放され、明治から昭和初期にかけて活躍した、新世界ゆかりの将棋棋士、坂田三吉の資料、映画「王将」のポスターなどが展示された。
最後の別れを惜しむ多くのファンが訪れたほか、常連客が将棋を指す様子が見られた。同所は今後、改築工事に入り、串かつ「串王将」に生まれ変わる予定という。

4月に大阪・堂島で「たかじんメモリアル展」基金創設

4月に大阪・堂島で「たかじんメモリアル展」基金創設

故やしきたかじんさんの意思に基づき、今春創設される「たかじんメモリアル基金」を記念して、故人の100点を超えるプライベート写真や、数々の愛用グッズを集めたメモリアル展『かかってこんかい』が4月1日から5月3日まで、「堂島リバーフォーラム」(大阪市福島区)で開催される。
己を信じて一生懸命取り組むところに人生の価値がある。たとえ陽が当たらなくとも頑張っている人を応援したい-という遺志に基づき、今回桂文枝さんがキャプテンを務める「OSAKAあかるクラブ」で基金を設立。その創設記念事業として開催されるもの。
収益金は運営経費を除いた全額が基金の活動に使われる。メモリアル展の入場料は1200円(高校生以下は無料)。3月1日よりチケットが発売される。

シャープ危機が下請け企業直撃、廃業の暗い影

シャープ危機が下請け企業直撃、廃業の暗い影

大阪に本拠を置くシャープの経営危機が下請け企業を直撃、中小零細企業の中には廃業に追い込まれるケースも少なくない。また地域経済や雇用にも暗い影を投げかけている。
帝国データバンクの調べによると、シャープグループと取引がある国内の下請け企業は東京、大阪を主体に平成24年10月時点で1万1971社あったが、同27年3月の調査では1万1175社に減少している。わずか2年半で796社が傘下から離脱、私的整理や廃業に追い込まれたとみられる。東京都で249社、大阪府で222社のそれぞれ減となっている。

飛鳥寺西方遺跡で遷都後の平安時代の皿出土

飛鳥寺西方遺跡で遷都後の平安時代の皿出土

奈良県明日香村教育委員会は2月9日、中大兄皇子、中臣鎌足らによる大化改新をはじめ飛鳥時代の需要なできごとに関する舞台となった「槻(つき)の木の広場」とされる飛鳥寺西方遺跡で、10世紀の土器の皿が数枚重ねられた状態で、複数箇所で見つかったと発表した。平安時代の祭祀(さいし)跡とみられ、平安京への遷都後も広場が特別な空間だったとみられるという。
飛鳥寺西門跡の南西約60㍍で土師器(はじき)の皿(直径10㌢)を5~8枚重ねたものが、110㌢間隔で計3カ所から出土。2㍍北側で皿(直径14㌢)が重なっていた。近くでは炭や焼けた土が交じった長方形の穴も確認された。

道頓堀の体験型脱出ゲーム 映画とのコラボ第4弾

道頓堀の体験型脱出ゲーム 映画とのコラボ第4弾

大阪・道頓堀の常設型謎解きルーム「時解TokiToki~eScape cafe~」(大阪市中央区)が、2月6日から映画とのタイアップ第4弾の脱出ゲームを実施している。今回はクエンティン・タランティーノ監督の新作で、2月27日公開の「ヘイトフル・エイト」とのコラボレーションだ。
密室ミステリーの同作品と同様、雪山のロッジで閉じ込められたとの設定で、小道具や家具などに仕掛けられた謎を解き脱出を目指す。
同施設では、設定されたストーリーのもと、6人で30分以内に部屋の中に残された謎を解き、部屋からの脱出を目指す体験型ゲームとなっている。営業時間は12時~21時。料金は前売り1500円、当日1800円。

大阪天満宮で2/11~14 人気の『梅酒フェス』復活

大阪天満宮で2/11~14 人気の『梅酒フェス』復活

大阪天満宮で毎年人気の『梅酒フェス』が2月11~14日の4日間開催される。『盆梅と盆石展』の一環。
これまで30分700円の飲み放題だったが、今年から時間無制限で1杯100~500円で試飲できる形式に変わった。並ぶのは梅酒専門店の梅酒屋(大阪市都島区)が全国各地から厳選した約100種。
ベースは日本酒や焼酎、ウイスキー、ブランデーで、ヨーグルト梅酒、バラ梅酒、ゼリー梅酒、季節限定のイチゴ梅酒など、他ではちょっとお目にかかれない個性的な梅酒がずらり。
昨年は諸事情により中止となったが、復活を望む多くの声に応えた。

大阪環状線・新今宮駅東口の愛称を「通天閣口」に

大阪環状線・新今宮駅東口の愛称を「通天閣口」に

JR西日本は2月10日、大阪環状線・新今宮駅東口の愛称を「通天閣口」に制定した。同日、記念式典も開かれた。大阪環状線のイメージ刷新と乗客の満足度向上を目的に、2013年から展開している「大阪環状線改造プロジェクト」の一環。
愛称制定は、新世界のシンボル「通天閣」(大阪市浪速区)が同駅の東口側に位置すること、通天閣を訪れる目的の乗客が誤って反対側の出口を利用するケースがあり、顧客を誤りなくスムースに誘導するためとしている。

東京産カカオのチョコ販売 小笠原で量産にメド 平塚製菓

東京産カカオのチョコ販売 小笠原で量産にメド 平塚製菓

平塚製菓(埼玉県草加市)は2月9日、東京都小笠原村の母島で生産されたカカオを使ったチョコレートを、2018年をめどに発売すると発表した。
チョコレートの原料となるカカオは通常、赤道に近い地域でしか生産できないとされる。しかし、同社は5年ほど前から小笠原の委託農家と協力して、ハウス栽培など栽培方法を工夫し研究を始めた。その結果、2016年は500㌔㌘、17年は2万㌧を収穫できるメドが立った。カカオ70%の場合、板チョコ7万枚分という。
コストは海外産よりも数倍かかるが、すっきりした味わいが特徴。『東京産』というブランドで打ち出す計画で、板チョコで700~1200円程度なら採算が取れるという。
OEM(相手先ブランドの生産)が主力の同社。自社ブランドで出すかどうかは今後検討詰める。

「大坂夏の陣」の焼け跡出土 発掘調査現場を公開

「大坂夏の陣」の焼け跡出土 発掘調査現場を公開

大阪市教育委員会などは2月6~7日、大阪城天守閣に隣接した特別史跡大坂城跡の発掘現場で出土した、大坂夏の陣(1615年)で焼け落ちた豊臣期大坂城の焼け跡を整地した整地層を一般公開した。整地層には屋根瓦の破片や黒く炭化した木材片などのがれきが混在し、真田幸村(信繁)らの勇将ぶりに象徴される、大坂夏の陣の戦いの激しさを物語っていた。
発掘調査現場は天守閣の東南にある金蔵の東側エリア。豊臣期大坂城の石垣を再発掘して公開する「豊臣石垣公開プロジェクト」に先立ち、周辺に残る遺構の状況を把握するため、大阪市教育委員会などが継続的に調査を実施しているもの。

ラルクアンシエルら育てた大阪のライブハウス2月末閉店

ラルクアンシエルら育てた大阪のライブハウス2月末閉店

大阪・南海電鉄の高架下にあるライブハウス「難波ROKETS」(大阪市浪速区)が2月末に閉店することが発表された。
同ライブハウスは1991年のオープン以来、25年にわたり多くのファンに愛され続けてきた。この間、LUNA SEAや黒夢、Dir engrei、Janne Da Arc(ジャンヌダルク)など数多くのアーティストが出演。
中でもL’Arc-en-Ciel(ラルクアンシエル)は結成当時、ここをホームグラウンドとしており、彼らの「聖地」として今もなお全国からファンが訪れているという。