月別アーカイブ: 2016年3月

『あさが来た』ラッピング地下鉄&バス運行GWまで延長

『あさが来た』ラッピング地下鉄&バス運行GWまで延長

大阪市交通局は3月24日、連続テレビ小説『あさが来た』のラッピング地下鉄・バスについて、好評を受け運行期間を当初予定していた、ドラマが終了する4月2日から5月7日まで延長すると発表した。
このラッピング地下鉄・バスは、登場人物のモデル「広岡浅子」(ドラマでは「白岡あさ」)や「五代友厚」らが活躍した舞台が肥後橋・北浜・淀屋橋などであることから、ゆかりの場所として実施されたもの。

石田三成の居城の痕跡一掃へ徹底破壊 発掘で裏付け

石田三成の居城の痕跡一掃へ徹底破壊 発掘で裏付け

滋賀県教育委員会は3月24日、豊臣秀吉の側近の一人だった戦国武将、石田三成が居城としていた同市の佐和山城跡で、城を破壊する「城割り」の痕跡が確認されたと発表した。関ヶ原の戦い(1600年)で西軍の大将格だった三成が敗れた後、徳川方が”見せしめ”として、徹底的に壊したとみられる。
佐和山城は、佐和山(233㍍)に築かれた山城。三成は1590年に城主となり、5層の天守を構えたとされる。関ヶ原の戦いの後、家康の家臣、井伊直政が入城したが、近くに彦根城を築いたことに伴い1606年、廃城となった。
今回の調査で、本丸があったと伝わる山頂付近の斜面を発掘したところ、石垣表面に使う大きな「築石(つきいし)」は見つからず、裏に詰める小石だけが大量に出土。さらに本丸があったとみられる平坦な造成地などは徹底的に削られ、痕跡も残っていなかった。
同市教委によると、江戸時代の史料には佐和山城の石垣を彦根城に再利用したこと、佐和山城の本丸を破壊したことなどが記されており、今回の調査はそのことを裏付けたとしている。

天王寺30会場で4/3「なにわ人形芝居フェスティバル」

天王寺30会場で4/3「なにわ人形芝居フェスティバル」

全国20都道府県から25の人形劇団が集結し4月3日、大阪・天王寺で「第20回なにわ人形芝居フェスティバル」が開かれる。一心寺(大阪市天王寺区逢坂)界隈(かいわい)から谷町九丁目までのエリアで、寺社などで上演するほか、大道芸や紙芝居など無料で楽しめるプログラムも含めて約30会場で催される。
忍者教室などの体験プログラム、フードコーナーなども用意するほか、下寺町6カ所の寺で「てらまち手作り市」も開かれる。開催時間は10~15時30分。すべての人形劇が観覧できる1日入場券は700円。雨天決行。
同フェスティバルは1996年に始まった春恒例の地域活性化イベント。

埋葬されたのは舒明天皇か蘇我蝦夷?奈良・小山田遺跡

埋葬されたのは舒明天皇か蘇我蝦夷?奈良・小山田遺跡

奈良県立橿原考古学研究所は3月23日、飛鳥時代に築かれた未知の古墳の一部の可能性がある巨大な石張りの掘割(濠=ほり)が出土した奈良県明日香村の小山田(こやまだ)遺跡で、厚さ3㍍以上の粘土層が見つかったと発表した。古墳の基盤部分にあたり、大規模な造成工事による巨大古墳だったことを裏付けるものという。
掘割の西約11㍍を発掘し、今回確認されたのは地下3㍍で南北3.5㍍、東西3㍍にわたる黄褐色の粘土層。
北側斜面と底面に石英閃緑岩(せんりょくがん)を張り、南側斜面に榛原(はいばら)石と呼ばれる特殊な板石などを階段状に積み上げた掘割(長さ48㍍)の規模から類推すると、埋葬されたのは皇族か有力豪族のようだ。
舒明(じょめい)天皇が最初にほ葬られた墓とする説や、大豪族、蘇我蝦夷(そがのえみし)の墓などの見方が出ている。

GWに大阪へ30店舗が集結し『全日本肉汁グランプリ』

GWに大阪へ30店舗が集結し『全日本肉汁グランプリ』

人気の食イベント『全日本肉汁グランプリ~ごちそう大集合SP~』が4月28日~5月8日、京セラドーム大阪のスカイホールで開催される。
期間が3分割され、各期間に10店ずつ登場。合計30店舗が肉汁たっぷりなメニューを掲げて参加し、来場者はそれぞれの期間中、じっくり味わうことができる。
ミディアムレアなステーキ丼、ラーメンの上にドーンとのったチャーシュー、ハンバーグとスパゲティという人気コンビも登場する。
会場内にはエンタテインメントステージも登場、イベントを華やかに盛り上げる予定。

季節外れの南岸低気圧がお膳立てした「桜田門外の変」

季節外れの南岸低気圧がお膳立てした「桜田門外の変

日本の南岸を低気圧が通過し、日本列島は前日までの陽気から一転、3月24日から冬型の気圧配置となり、東日本、西日本以西、中国、九州地方まで、寒気が南下してしばらく寒さが続く見通しだ。
同じようなことが今から156年前に起こっている。1860年3月24日、旧暦では安政7年3月3日はもっと寒く、南岸低気圧の通過によって江戸は季節外れの大雪に見舞われた。
この大雪の朝、徳川幕府の大老、井伊直弼(46)が江戸城に登城途中、水戸・薩摩藩士合わせて17名が桜田門外で襲撃、「桜田門外の変」が起きた。大老を警備していた彦根藩士たちはいずれも、季節外れの大雪のため柄袋で刀を覆っており、このため急襲を受けた彦根藩士たちは抜刀が遅れ、藩主の暗殺を許した原因の一つとされている。
東京でこんなに遅く大雪となるのは珍しいことだった。まさに大雪がお膳立てした歴史的事件だった。

3/23は大阪、京都、奈良も サクラの開花全国で続々

3/23は大阪、京都、奈良も サクラの開花全国で続々

桜(ソメイヨシノ)の開花が全国で進んでいる。気象庁によると、3月23日には大阪、京都、奈良の近畿はじめ、横浜、前橋、熊谷、甲府、広島、松江、鳥取、松山、佐賀の各都市で開花した。
今年は、24日から寒気が日本列島を覆うことから一気に気温が低下、3、4日間、気温の低い状況が続くことから、気象庁などでは見ごろの状態が例年よりは長くなるのではないかとみている。
同庁ではこれまでに福岡(3/19)、名古屋(3/19)、岐阜(3/20)、東京(3/21)、和歌山(3/22)、長崎(3/22)、熊本(3/22)の各都市で開花したと発表している。

阪堺電車の現役最古の復元車両「モ161号車」運行

阪堺電車の現役最古の復元車両「モ161号車」運行

大阪唯一の路面電車を運行する阪堺電気軌道(阪堺電車)は3月27~4月2日、日本で現役最古の車両「モ161形車」の復元車両「モ161号車」を通常運行する。
運行日および運行区間は3月27日・4月2日=我孫子道~恵美須町と我孫子道~天王寺駅前、3月28~4月1日=我孫子道~恵美須町。鉄道ファンの間では、レトロな雰囲気に根強い人気がある。
1928(昭和3)年製造のモ161号車は、2011年に内外装を1965(昭和40)年当時の姿に復元した車両。2015年も期間限定で通常運行が行われたが、通常は貸し切り専用となっている。

謎の仏像の胎内から重源・快慶の名記した印仏発見

謎の仏像の胎内から重源・快慶の名記した印仏発見

滋賀県教育委員会などによると、MIHO MUSEUM(滋賀県甲賀市)所蔵の木造地蔵菩薩立像(重要文化財)の正体が明らかになってきた。
この仏像の胎内から見つかった、地蔵菩薩の姿をはんこで押し並べた「印仏(いんぶつ)」や札の中に鎌倉時代、東大寺を再興した名僧、重源(ちょうげん)と、当代随一の仏師・快慶の名、奈良の新薬師寺との関係をうかがわせる記述が含まれていたのだ。
同県教委文化財保護課によると、重源と快慶は東大寺南大門の金剛力士像はじめ、各地で寺院と仏像をつくった名コンビ。この2人が寄付集めなどを目的に同時に連名するする例は珍しいという。それだけに、この地蔵菩薩はかなり由緒あるものだったはず-と分析している。
また、印仏の紙の間に供養札も挟まれており、「新薬師寺」の文字があった。地蔵菩薩との関連は不明だが、この像はもともと奈良にあった可能性が高い-と推論している。
この像は13世紀後半の作とされ、高さ52.5㌢。像の表面の虫食いや塗りがはげ落ちるなど傷みが目立ち、台座が不安定だったため、2014年から国の補助を受け、保存修理に取り掛かっていた。その作業の中で当初、空洞と思われていた像の胎内から今回、印仏や札が見つかったもの。

グランフロント大阪に新感覚かき氷店 関西初出店

グランフロント大阪に新感覚かき氷店 関西初出店

グランフロント大阪南館(大阪市北区)7階に3月19日、新感覚かき氷の専門店「アイスモンスター」がオープンした。日本では東京・表参道店(東京都渋谷区)に次ぎ2カ所目、関西では初出店となる。座席は100席。運営はアイスモンスタージャパン(東京都港区)。台湾に「マンゴーかき氷ブーム」をもたらしたフランク・ロー(羅駿樺)さんがオーナー。
日本の一般的なかき氷と異なるのが、ふわふわのその食感。一見、大工が鉋(かんな)で削り出したような極薄の氷の層を、1人前で小玉スイカほど小山のように積み上げて提供。氷はふわふわの綿菓子のように柔らかい。
定番メニューはマンゴーシャーベットとパンナコッタ、マンゴーの果実にマンゴーソースをからめた「マンゴーかき氷」(1500円)、「タピオカミルクティーかき氷」(1000円)、「コーヒーかき氷」(1200円)、オープンを記念して季節限定の新フレーバー「桜ミルクかき氷」(1300円)などがある。