「寄付金付きコーヒー」で地域貢献 協力の”輪”拡大中

「寄付金付きコーヒー」で地域貢献 協力の”輪”拡大中

大阪市淀川区内のコーヒー豆輸入販売業者が、地域貢献につながる「寄付金付きコーヒー」(寄付カフェ)の取り組みを進めている。焙(い)りたてや本部一宮物産(淀川区西中島5丁目)で、6月から地元の淀川区だけでなく、市内全域に協力店舗や企業にその”輪”を拡大中という。
この取り組みは2015年9月からスタート。寄付カフェのシステムは、同社が協力店に寄付金付きコーヒー豆を販売し、売り上げに応じて5~10%を淀川区役所か淀川区社会福祉協議会に寄付する仕組み。
協力店は寄付金付きであることを分かるようにして提供するが、利用客に新たな負担はない。寄付金はまちづくりの事業などに還元され、利用客はコーヒーを飲むだけで、地域貢献につながるというわけだ。淀川区では口コミで9店舗に広がり、一般企業や団体も5団体が取り組むようになっている。