月別アーカイブ: 2016年6月

訪日客呼び込みへ 大阪・船場センタービルに着物体験施設

訪日客呼び込みへ 大阪・船場センタービルに着物体験施設

大阪市中央区の船場・船場センタービル10号館1階に、訪日外国人旅行客向けの着物体験施設「和爽美(わそうび)」が4月、オープンした。大阪市交通局の外郭団体、大阪メトロサービス(大阪市西区)が運営している。
店長と副店長が着付けの資格を持っているほか、英語や中国語、フランス語に堪能なスタッフが常駐。4月15日のオープンから6月初旬までに、中国、イタリア、フィリピンなど11カ国約250人の利用があったという。
利用者は着付けのほか、記念撮影や着物姿で観光に出かけることも可能だ。約70着ある着物の中から自由に選んでもらい、帯や髪飾り、履物などと一式でレンタル。着物が決まればスタッフの手によって10~15分で着付けは完了する。料金は店内利用のみ(30分)が1,100円、外出は2,200円(2時間)から。

大阪府の「宿泊税」総務省が同意 2017年1月から課税

大阪府の「宿泊税」総務相が同意 2017年から課税

大阪府が創設を目指していた、府内のホテルなどの宿泊客から1泊につき数百円程度を徴収する「宿泊税」について、高市総務相は6月14日、新設に同意する考えを示した。これを受けて大阪府は2017年1月から、宿泊税の課税を始める考えで、年間およそ11億円の税収を見込む・
総務省によると、宿泊税の導入は東京都に次いで全国で2番目。
大阪府は、外国人観光客にやさしいまちづくりに必要な財源を確保するため、府内のホテルなどの宿泊施設に泊まる客から、宿泊料金に応じて1泊につき100円から300円の宿泊税を徴収する方針を決め、3月に必要な条例を制定して国に同意を求めていた。

大阪市・ぐるなび「地域活性化包括連携協定」締結

大阪市・ぐるなび「地域活性化包括連携協定」締結

大阪市は6月14日、飲食店の検索サイトを運営する「ぐるなび」(東京都千代田区)と食を通した地域活性化を促進するため、「地域活性化包括連携協定」を結んだ。両者は観光・食文化・地域産業などの振興で連携する。
外国人観光客のの”おもてなし”やメニューについて、共同でセミナーを開催するほか、大阪の「だし」文化や地域の食材を生かした料理教室も企画する。
大阪市の吉村市長は現在、大阪市内のぐるなび加盟店で15%にとどまっている外国語に対応したメニューを2020年までに倍増を目指すとしている。ぐるなびと政令市の包括連携協定は7番目。

鎌倉・由比ガ浜で古墳時代の2体の人骨見つかる

鎌倉・由比ガ浜で古墳時代の2体の人骨見つかる

神奈川県鎌倉市の「由比ガ浜こどもセンター(仮称)」建設地で、古墳時代の2体の人骨がほぼ完全な形で見つかった。見つかったのは石棺墓と土葬された人骨。
石棺墓は部分的に加工した磯石の泥岩を長さ2.35㍍、幅1.14㍍に積み上げ、その中につくった長さ1.62㍍、幅0.35㍍、深さ0.45㍍の埋蔵施設に泥岩を砕いて敷き詰めたもの。埋葬された人物は頭を東南に向けて仰向けで体を伸ばした「仰臥伸展葬(ぎょうがしんてんそう)」の姿勢をしており、身長は156.2㌢。骨や歯の状況から15歳前後の男性とみられる。親族も近くに埋葬されている可能性が高いという。
一方、土葬された人骨は、頭を東に向けて仰向けに体を伸ばしており、性別や年齢は現在調査中という。

下水道科学館フェスタで仕組み・働き学び施設満喫

下水道科学館フェスタで仕組み・働き学び施設を満喫

大阪市の下水道の仕組みと働きや特徴を学ぶことができる下水道科学館(大阪市此花区)で、「下水道科学館フェスタ」がこのほど開かれた。
親子連れら来場者は、家庭から出た汚水の汚れを食べる微生物を顕微鏡で見たり、実際に使われている管継手を使った工作を楽しんだ。また下水道にまつわるクイズラリーに挑戦したり、100㍉の豪雨体験などで施設を満喫していた

地上300㍍の天空庭園でビアガーデンスタート

地上300㍍の天空庭園でビアガーデンスタート

日本一高いビル「あべのハルカス」(大阪市阿倍野区)の展望台「ハルカス300」の58階にある吹き抜けの天空庭園で、ビアガーデンがスタートした。
今年は昨年までの自由席(180席)に加え、昨年要望の多かった予約席(50席)が登場する。予約席限定納涼プランは6月20日から。料金はハルカス300入場料込みで5,500円。
360度パノラマが楽しめる新名所・ハルカス300からは大阪平野をはじめ、京都、生駒山、関西国際空港、明石海峡大橋まで見渡せる。とりわけ日没や夜景の美しさは格別だ。

平城京 “想定外”の二条大路横断の溝出土

平城京 “想定外”の二条大路横断の溝出土

奈良文化財研究所はこのほど、平城宮跡(奈良市)の朱雀門南西から、奈良時代に平城京東西の主要道路「二条大路」を横断した排水溝とみられる遺構が出土したと発表した。二条大路の大路交差点以外を横断する溝は「想定外」といい、工夫された排水計画がうかがえるうえ、北側の宮内と関係した可能性もあるという。
二条大路は平城宮のすぐ南を通り、朱雀門前で京内南北のメーンストリート「朱雀大路」に接続する。過去の調査では幅約37㍍と確認されており、今回は二条大路南側の東西2カ所を調査した。
その結果、朱雀大路から約90㍍離れた西側調査区で、二条大路の南側溝が東西約18㍍にわたり出土。二条大路を横断する溝は、これに流れ込む形で南北の約8㍍を確認した。幅は3~3.8㍍で、深さ0.8㍍。一帯の土地は北から南へと緩やかに傾斜していた。
一方、東側調査区から二条大路南側溝と、朱雀大路西側の溝の接続部分が出土。朱雀大路西側溝は南北約18㍍にわたって見つかり、二条大路を横断していたことを再確認した。

東大寺で雅楽の奉納演奏「ムジークフェストなら」開幕

東大寺で雅楽の奉納演奏「ムジークフェストなら」開幕

奈良県内各地の寺社や文化ホールなどを会場に行われる音楽ベント「ムジークフェストなら2016」が6月11日開幕し、オープニング会場の東大寺大仏殿(奈良市) では、笙(しょう)や縦笛など雅楽や和太鼓で奉納演奏が披露された。
イベントは26日まで。奈良の文化振興を目的に同フェスト実行委が主催し、今回が5回目。今年はこの音楽祭期間中、約160会場で多彩な関連イベントを含め300の公演が行われる。

高齢化する大阪の消防団 全国4位の平均44.9歳

高齢化する大阪の消防団 全国4位の平均44.9歳

火災や災害から住民の生命や財産を守る「消防団」。地域防災のリーダー役として重要な役割を担っているが、全国的に団員数が減少し、高齢化の傾向にある。大阪府も同様で、2015年度の府の消防団の平均年齢は44.9歳で、全国の平均の40.2歳に比べ約5歳高い。
府内の2015年4月1日時点の合計団員数は1万476人。条例定数(1万971人)に対し0.6%減。過去5年間でみると、団員数はほぼ横ばいで推移している。

大阪城公園に夏限定の「ウォーターパーク」

大阪城公園に夏限定の「ウォーターパーク」

長崎県でテーマパーク「ハウステンボス」を運営する会社が、大阪城公園に”夏限定”のプール遊戯施設をオープンすると発表した。この「大阪城ウォーターパーク」は大阪城公園の「太陽の広場」につくられ、7月16日オープンする。
大阪府では最長となる150㍍のウォータースライダーや、滑り台を急降下して空中に跳ね上がる日本初のジャンピングスライダーのほか、幼児用のプールも設ける。