月別アーカイブ: 2016年7月

関西エアポートが加入 関西国際空港全体構想促進協

関西エアポートが加入 関西国際空港全体構想促進協

関西の自治体や経済界でつくる「関西国際空港全体構想促進協議会」(会長・森詳介関西経済連合会会長)は7月20日の総会で、新関西国際空港会社から4月1日に関西空港の運営権を引き継いだ「関西エアポート」を構成団体に加える規約改正を承認した。
オリックスやフランスの空港運営会社バンシ・エアポートなどが出資する関西エアポートの加入に伴い、民間の創意工夫の戦略的経営センスが加わるなどとして、期待の声があがっている。
同協議会は、関西空港の利用促進、利便性向上を目的に87団体で構成。この日はインバウンド(訪日外国人旅行客)の急増に伴う出入国時の受け入れ環境の改善など関西空港の機能強化に向けた国への要望決議案も採択した。

「古代を創った人びと」藤原不比等、行基 第2弾発刊

「古代を創った人びと」藤原不比等、行基 第2弾発刊

奈良県はこのほど、「古代を創った人びと」シリーズとして奈良時代の平城遷都の主導者、藤原不比等と、東大寺大仏造営に尽くした僧、行基の生涯をたどる冊子をそれぞれ発刊した。
同県は古代の中心的な人物を選定し冊子や映像を作製しており、今回は初回の「天武天皇・持統天皇」に続く第2弾。テキストは研究者らで構成する歴史展示企画会議が監修した。
今後は「聖徳太子・推古天皇」「聖武天皇・光明皇后」などが予定されている。

観光、産業振興に期待 関経連と関西広域連合

観光、産業振興に期待 関経連と関西広域連合

関西広域連合と関西経済連合会は7月21日、宮田亮平文化庁長官を大阪市内に迎え、文化庁の京都移転を観光や産業振興につなげることを盛り込んだ共同宣言に署名した。
共同宣言には関西広域連合、関経連、文化庁の3者が文化と観光、産業、暮らし、まちづくりを結ぶ取り組みを展開し、「文化芸術立国」を実現させることを明記した。宮田長官は「三つの輪で大きな歴史ができていく関係ができれば」と3者連携を強調した。
関西広域連合会長の井戸敏三兵庫県知事は「関西の魅力を世界に発信できるよう努力したい」と呼び掛けた。

USJ AKB選抜メンバーライブに会場沸く

USJ AKB選抜メンバーメンバーライブに会場沸く

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市此花区)に7月21日、AKB48の選抜メンバーが登場し、音楽ライブ「やり過ぎ!サマーシアター」の初日公演を行った。
USJの開業15周年と、AKB48のCDデビュー10周年を記念して企画された。7月21~9月4日の夏休み期間中ほぼ毎日、AKB選抜メンバーが登場する。屋内シアター「ステージ14」での112公演と、屋外のグラマシーパークで行う8公演の2種類のライブを行う。
ステージ14での初日公演にはAKB48総監督の横山由依さんをはじめ、渡辺麻友さん、峯岸みなみさんら16人が登場。観客席から手が届きそうな至近距離で、オープニングナンバー「会いたかった」から「ヘビーローテーション」「Everyday,カチューシャ」「恋するフォーチュンクッキー」などヒットナンバーを歌い上げた。

住吉公園で住吉祭・神輿洗神事 大神輿渡御復活へ

住吉公園で住吉祭・神輿洗神事 大神輿渡御復活へ

8月1日の住吉大社(大阪市住吉区)の夏祭り、住吉祭「神輿渡御(みこしとぎょ)」に先立ち、海の日の7月18日、住吉公園(同住之江区)で大神輿を海水で洗い清める「神輿洗(みこしあらい)神事」が執り行われた。
3年がかりの大改修を終えた大神輿が、約200人の奉仕者によって豪快に担ぎ出され、神職によって海水ではらい清められた。その後、会場の住吉公園では獅子舞、住吉踊り、神楽などが奉納されたほか、奉祝の花火も打ち上げられた。

さあ夏休み! 大阪市内の小中学校で1学期の終業式

さあ夏休み! 大阪市内の小中学校で1学期の終業式

大阪市内の小中学校では7月20日が1学期の終業式で、児童・生徒らは21日から夏休みを迎える。
大阪市住吉区の小学校では午前9時から終業式が行われ、全校児童およそ700人が講堂に並んだ。夏休み中の様々な注意事項について話があり、教室に戻った児童らに通知表が手渡されたが、子供たちの頭の中は早くも夏休みモードだった。21日から35日間の長い夏休みが始まる。

姫路城の内堀周遊木造和船「船卸しの儀」8月デビュー

姫路城の内堀周遊木造和船「船卸しの儀」8月デビュー

江戸時代に姫路城の内堀を往来していたとの記録が残る「木造和船」が完成、このほど古式にのっとった「船卸しの儀」が行われた。和船は8月23日に姫路城の内堀で命名式とお披露目が行われ、すでに観光客を乗せて内堀を巡る1隻目とともに周遊船として活用される予定。
製作したのは3年前の1隻目と同様、オクムラボート(姫路市的形町)。和船はスギ製で、長さ10.1㍍、幅2.1㍍、重さ1.3㌧。
今回は①1隻目の観光周遊船の利用者が増えている②和船をつくる職人の高齢化が進み、技術の伝承が必要-などから、2隻目を建造することになった。建造費は約1,000万円で、一部は文化庁からの補助も受けている。
和船の復元製作は有志らで結成された「姫路藩和船建造委員会」が中心になって進められている。

JR大阪駅5階・時空の広場で7/22から夏祭りイベント

JR大阪駅5階・時空の広場で7/22から夏祭りイベント

大阪ステーションシティ5階の「時空(とき)の広場」が、竹灯籠や床几(しょうぎ)、野点(のだて)傘などで飾り付けられ、夏ならではの和空間が広がる。多くの乗降客がせわしげに行き交う大阪駅でありながら、一歩足を踏み入れると、そこはさながら時間(とき)の刻み方が違うかのような異空間。そんな演出のもと、7月22日から8月7日まで開催されるのが『Fun Fan Festa 2016~夏祭り~』だ。今年で6回目を数える夏恒例のイベント。
期間中、ワークショップや野菜の縁日イベント、盆踊りパフォーマンスのほか、初日にはEvery Little Thingの持田香織さんを招きトークショーも行われる予定。

大阪・道頓堀でミナミ400年祭 多彩なステージ

大阪・道頓堀でミナミ400年祭 多彩なステージ

大阪の繁華街の一つ、道頓堀を舞台にした「大阪ミナミ400年祭・本祭&にぎわいスクエア」が7月16~17の両日、大阪市中央区のとんぼりウォーク(道頓堀川遊歩道)で行われた。初日はサンバや韓流ダンス、忍者ショー、2日目はよさこい踊りや浴衣ファッションショーなど、多彩なステージに大勢の人でにぎわった。
大阪市中央区と大阪活性化事業2016実行委員会が共催した。道頓堀にステージがつくられ、鳥取県と三重県伊賀市が特設ステージを設けた。
今回のイベント開催に合わせ、鳥取県・大山観光局と中央区商店会連合会が連携基本協定に調印し、両地域のインバンド(訪日外国人旅行客)需要への対応促進やビジネス面での交流を確認した。

優雅に、そして豪快に 祇園祭・前祭の山鉾巡行

優雅に、そして豪快に 祇園祭・前祭の山鉾巡行

京都祇園祭・前祭(さきまつり)の山鉾巡行が7月17日、中心部の四条通り~河原町通りなどであった。豪華な刺しゅうが施された銅掛けや水引きなどで飾り付けられ、さながら「動く美術館」ともいわれる23基の山や鉾が、「コンチキチン」の祇園囃子(ばやし)を奏でながら都大路を優雅に、そして豪快に進んだ。
午前9時、長刀(なぎなた)鉾を先頭に四条烏丸を出発。四条河原町の交差点などで進行方向を変える豪快な「辻回し」が、威勢のいい掛け声とともに披露されると、大勢の見物客から大きな歓声が起きていた。
今年は日曜日にあたり、台風の影響で実施自体が危ぶまれた昨年より12万5,000人多い19万人(京都府警発表)が沿道を埋めた。
7月24日には後祭(あとまつり)で、残る10基の山や鉾が練り歩く。