大英博物館 葛飾北斎の未公開作103点をオンライン公開 2020年9月7日歴史くらぶsocial 英国の大英博物館は9月3日、江戸後期の浮世絵師・葛飾北斎の未公開作品103点を収蔵し、同日よりオンラインで公開を始めると発表した。これらの作品は1829年に「万物絵本大全図」という本の挿し絵として描かれたが、その本自体は出版されなかったという。 これらは代表作「富嶽三十六景」を手掛ける2年ほど前の作品だが、大英博物館は「北斎のキャリアの転換点で、実際には新たな創造性を発揮していたことを示している」として、作品の発見が北斎の生涯を見直す契機になる可能性があると指摘している。