厚生労働省によると、2019年度に児童相談所が対応した大阪府の児童虐待件数は2万4,643件と、前年度を3,949件上回り過去最多を記録。全国の都道府県で最も多くなった。このほか、近畿エリアの件数をみると、兵庫県7,521件、京都府4,282件、滋賀県1,856件、奈良県1,832件、和歌山県1,691件で、いずれも前年度より増えている。
虐待を種類別にみると、子どもの面前で夫が妻に暴力をふるうなど「心理的虐待」が全体の60%を占め最も多く、次いで「身体的虐待」が20%、育児放棄の「ネグレクト」が17%で続いている。