新型コロナウイルスの感染者が世界で3番目に多いインドが感染拡大の「第2波」に見舞われている。政府が4月4日に発表した直近24時間の新規感染者は9万3,000人を超え、9万人台で推移した2020年9月のピーク時と同水準に達した。
とくに商都ムンバイがあるマハラシュトラ州の感染状況が深刻で、インド全土の過半数を占めている。このため同州は夜間の外出制限が始まっている。また、ロックダウンも予定されている。
こうした状況にあることからインド国内でのワクチン需要が高まっており、同国産ワクチンの外国への供給に遅れが生じる見込みだ。
日本時間4月4日現在、米ジョンズ・ホプキンス大学の集計によると、新型コロナウイルス感染者数は1,248万5,509人、死者16万4,623人となっている。