国土交通省がまとめた建築統計によると、2021年3月の新設住宅着工戸数は前年同月比1.5%増の7万1,787戸となり、21カ月ぶりの増加に転じた。新設住宅着工床面積は583万8,000㎡(前年同月比0.2%減)で2カ月連続の減少。季節調整済み年率換算値は88万戸(前月比9.0%増)で、3カ月連続で増加した。
戸数の内訳をみると、持ち家は2万2,340戸(前年同月比0.1%増)で5カ月連続の増加。貸家は2万7,245戸(同2.6%増)で、31カ月ぶりの増加となった。また、分譲住宅は2万1,824戸(同2.8%増)で、2月の減少から再び増加に転じた。このうちマンションは1万392戸(同9.4%増)で、2月の減少から増加に転じ、戸建ては1万1,319戸(同2.6%減)で、16カ月連続の減少となった。