大阪府は5月31日、新型コロナウイルスに感染した16人が死亡したと発表した。この結果、5月の死亡者数は月別で過去最多の859人に上り、過去最多だった1月の347人の約2.5倍に達した。累計死亡者数は2,315人で、はるかに人口規模の多い東京都を抜いて全国最多が続く。
変異株が主流化した第4派の爆発的な感染拡大や、深刻化する医療提供体制のひっ迫が主な要因とみられる。5月の死者の内訳では、年代別で最も多かったのは80代の326人で4割近くを占めた。60代以上の高齢者が9割超だが、60歳未満も52人に上り、30代も4人いた。