月別アーカイブ: 2015年9月

米コムキャストがUSJ買収 株51%を1830億円で取得

米コムキャストがUSJ買収 株51%を1830億円で取得

米メディア大手・コムキャストは9月28日、テーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(USJ、大阪市此花区)の運営会社「ユー・エス・ジェイ」を買収すると発表した。
コムキャストが子会社のNBCユニバーサルを通じユー・エス・ジェイ株式の51%を15億㌦(約1830億円)で取得。グレン・ガンベル現CEO(最高経営責任者)は買収完了後、11月中めどに退任し、コムキャスト側から派遣されるジャン・ルイ・ポニエ氏が新CEOに就任する。

低価格すし宅配 年度内に100店舗に ライドオン

低価格すし宅配  年度内100店舗に ライドオン

宅配すし「銀のさら」を展開するライドオン・エクスプレスは、従来より客単価が3割程度安い宅配の新業態「すし上等!」を多店舗化する。10月中に70店を開き、2015年度内に100店まで増やす。
手ごろな価格帯の新業態の展開で回転すしの顧客を取り込む。これまでの主要顧客は40~50代だったが、新業態では30~40代のファミリー層を狙う。

うどんグランプリに新宿「味付き鳥天」

うどんグランプリに新宿「味付き鳥天」

全国各地の人気うどんの頂点を決める「U-1グランプリ in 大阪」が、吹田市の万博記念公園で開かれ、東京・新宿の「鳥立花」が出展した「味付き鳥天うどん」がグランプリを獲得した。
大会には秋田県から福岡県までの14店舗が出店。9月18~23日までのシルバーウイーク期間中の総売上額、実際にメニューを食べた来場客約7万人の人気投票、大学教授ら5人の審査員の採点-の3部門の総合点で順位を競った。
味付き鳥天うどんは、冷やしうどんに特製のタレを鶏肉に染み込ませた鳥天を載せたメニュー。

大阪の中小企業 7~9月景況ほぼ横ばいで足踏み

大阪の中小企業 7~9月景況ほぼ横ばいで足踏み

大阪シティ信用金庫が9月28日発表した取引先中小企業の7~9月期の景況調査によると、業況判断指数(DI)は前期(4~6月期)から0.1㌽改善しプラス5.0となった。2期連続の改善だが、同信金は「ほぼ横ばいで足踏み状態」と分析している。調査は9月上旬、大阪府内の1400社を対象に実施し、1344社から有効回答を得た。

「式年造替」の春日大社で本殿修理 朱塗り替え

「式年造替」の春日大社で本殿修理 朱塗り替え

社殿を20年に1度修復する「式年造替」を行っている春日大社(奈良市)で9月28日、国宝・本殿の修理がが始まり、屋根飾りの「千木(ちぎ)」などが取り外された。修理では檜皮(ひわだ)屋根の吹き替えや、柱の朱の塗り替えなども行い、2016年秋に完成予定。
1863(文久3)年建築の本殿は幅約1.9㍍、奥行き約2.5㍍、高さ約5.7㍍の神殿4棟が横に並ぶ独特の構造。かつては式年造替のたびに建て替えたが、明治以降は文化財保護のため修理している。春日大社の千木は長さ2.4㍍のヒノキ部材2本を交差させて朱を塗り、金箔を張った銅製金具を用いた豪華な造り。近くの仮殿に移されているご神体は、本殿修理後の16年11月、遷座祭で本殿に戻る。

新潟産コシヒカリ15年産新米卸向け価格3%高

新潟産コシヒカリ15年産新米卸向け価格3%高

新潟産コシヒカリは、2015年産の新米の卸向け価格は前年比3%高となった。14年産は大幅に値下がりしたこともあり、販売は好調だった。全国農業協同組合連合会(全農)新潟県本部がコメ卸会社に販売する15年産米の価格は60㌔1万5500円に決まった。14年産米と比べると500円高い。
飼料用米などへの転作で、コメの需給は締まる傾向にあるが、消費減少を懸念して上げ幅を抑えた形だ。首都圏では10月から商戦が本格化する。ただ、店頭価格の上げも限定的となりそうだ。

おせちに近大マグロ 関西限定品拡充 セブンイレブン

おせちに近大マグロ 関西限定品拡充 セブンイレブン

セブン-イレブン・ジャパンは総菜や弁当などで関西地区限定の商品を拡充する。10月20日から地元客の好みに合わせた手巻きおにぎりを発売するほか、プライベートブランド(PB=自主企画)飲料も投入する。おせちでは近大マグロなど地域のブランド食材を取り入れる。地域色を強めることで、一層の売り上げ拡大につなげる。
同社が9月25日公表した近畿2府4県の3~8月の既存店売上高は前年同月比3.6%増えた。伸び率は全国平均を上回ったもよう。おにぎりなどが5%増、PBは13%増となるなど2014年春から取り組んでいる関西限定商品の拡充が奏功している。

大阪・船場まつり 10/2~4「大感謝市」開催

大阪・船場まつり 10/2~4「大感謝市」開催

商都・大阪の中心地、船場地区(大阪市中央区)で、文化と商いの秋祭り「船場まつり」が10月2~4日に行われる。服飾系の問屋が軒を連ねる船場センタービルやせんば心斎橋筋商店街では、市価の最大7割引きとなる協賛セール「船場大感謝市」を開催する。
5大学の鉄道サークルが自慢のコレクションを持ち寄った「船場鉄道フェスティバル」(3、4日、船場センタービル6号館)、神社の境内でオペラを上演する「せんば鎮守の杜芸術祭」(3日正午~午後6時、坐摩神社)、岩手県大船渡市のサンマを焼いて振る舞い、東日本大震災からの復興を応援する「大船渡サンマまつり」(4日午前11時、南御堂)などイベントは盛りだくさん。
また、ラジオ大阪の人気番組「高岡美樹のべっぴんラジオ」で女優の杉本彩さんをゲストに迎え、公開生放送する。(2日午後3時、6号館)も行う。

大阪の観光地商品化を促進 11月に商談会 大商

大阪の観光地商品化を促進 11月に商談会 大商

大阪商工会議所は9月25日、大阪の観光地を取り上げた製品開発を後押しする商談会を11月に開くと発表した。阪神甲子園球場の意匠など著名観光地のライセンス保有元と全国の中小企業が商談する機会を設ける。これまでライセンスの取得には個別の商談が必要で、中小企業には敷居が高かった。同様の取り組みは全国でも珍しいという。
商談は計3日間で「あべのハルカス」や「大阪歴史博物館」などのライセンスを管理する企業・団体が参加。各回とも事前の選考を経た中小企業約30社と個別に25分ほど面談する。

イオン25店で16年3月からハラル食品を常時販売

イオン25店で16年3月からハラル食品を常時販売

イオンは2016年3月から関東の総合スーパー25店でイスラム教の戒律で認められた原料や製法で生産した「ハラル認証」の食品を常時販売する。小売業を展開するマレーシアで開発したプライベートブランド(PB、自主企画)商品で専用コーナーを設ける。ハラル食品を購入できる小売店は限られており、イスラム教徒の需要にこたえる。
イオン太田店(群馬県太田市)などイスラム教徒が多く居住する地域を中心に展開する。マレーシアでは政府がハラル食品と認証したPB商品を147品開発している。このうちスパゲティやオリーブオイルなど約30品目を販売する。価格は物流や関税なども含めて現地の1.5倍程度になる予定。