月別アーカイブ: 2016年8月

南海トラフ巨大地震に備え9/5に「大阪880万人訓練」

南海トラフ巨大地震に備え9/5に「大阪880万人訓練」

南海トラフ巨大地震に備えて、防災意識の向上を促す「大阪880万人訓練」が9月5日に行われる。当日は午前11時に地震が発生したと想定し、同3分ごろに府内にいる人の携帯電話に大津波警報の発表を知らせるメールを送信する。
南海トラフ巨大地震が起きた場合の死者は最悪約13万人に達すると推計されている。府は訓練当日にどのように行動するかを一人ひとりが事前に考え、実行するよう呼び掛けている。
この訓練は東日本大震災翌年の2012年に始まり、今回が5回目となる。国が定める防災週間(8月30日~9月5日)に合わせて実施している。

外国人家政婦、大阪府も受け入れ開始 事業者2社決まる

外国人家政婦、大阪府も受け入れ開始 事業者2社決まる

大阪府が今年4月、外国人労働者による家事代行サービスを解禁する「特区」に認定されたのを受け、8月29日、サービスを行う事業者2社が決まった。
政府は、家事を担う人の負担を軽減し、働き方の幅を広げる狙いで、このサービスを考えている。大阪府は神奈川県に次ぐ2例目として認定された。
今回、「基準適合通知書」を手渡された事業者2社は、年内に計約10人の外国人労働者を受け入れたいと話している。

日本人のルーツ探る草船航海 台湾発は1年延期 竹製船案

日本人のルーツ探る草船航海、台湾発は1年延期 竹製船案

日本人のルーツを探る航海実験を進める国立科学博物館などのチームは8月27日、2017年7月に予定していた台湾発の航海を1年延期することを明らかにした。
この実験航海の目的は約3万年前、日本人の祖先がどのようにして琉球諸島へ移住したのかを検証すること。今年7月行われた航海では、草舟で沖縄県の与那国島から約75㌔㍍東の西表島を目指したが、潮流に流され、予定ルートの半分以上を伴走船に引かれる結果に終わっている。
台湾から与那国島への航海は100㌔㍍以上になるほか、黒潮を越える必要もあり、さらに難易度は高い。
東京都内で27日開かれた報告会では今後、与那国島-西表島間の再航海は行わず、台湾発の航海では草船に比べ、耐久性の高い竹を材料に検討する方針が示された。

大阪市が2カ所目の児童相談所を10月開設 南部区域対応

大阪市が2カ所目の児童相談所を10月開設 南部区域対応

大阪市は市内で2カ所目となる児童相談所を10月に新たに開設すると発表した。新たに開設されるのは「大阪市南部こども相談センター」。建設費は約8,000万円で、平野区、阿倍野区など市内南部4つの区を管轄する。
大阪市の児童相談所はこれまで、中央区の「こども相談センター」1カ所しかないのに対し、虐待の相談件数は約4,500件と全国の政令指定都市で最多となっていて、求められる迅速な対応、措置を講じることが困難となっていた。

松井府知事、経産相に2025年「万博誘致」へ協力要請

松井府知事、経産相に2025年「万博誘致」へ協力要請

大阪府の松井一郎知事は8月26日、世耕経済産業相を表敬訪問し、2025年の大阪万博誘致への協力を求めた。
大阪府は”人類の健康・長寿への挑戦”をテーマに、6月以降、各界の有識者を招き基本構想を検討していて、大阪市の夢洲地区を開催地にするなどの構想を示している。
万博の開催には政府の閣議決定が必要だが、世耕大臣からは基本計画書を早急に作ってほしいと要請があったという。これを受け、松井知事は秋までに基本構想の完成を急ぎたいとしている。

奈良・興福寺 五重塔、三重塔を初の同時特別公開

奈良・興福寺 五重塔、三重塔を初の同時特別公開

奈良・興福寺の五重塔が6年ぶりに特別公開されている。また、例年7月7日の1日だけ公開されている三重塔も同時公開されている。2塔が同時公開されるのは初めて。いずれも初層が特別公開されている。10月10日まで。
国宝・五重塔は高さがおよそ50㍍で、奈良時代に創建された後、焼失。現在の塔は室町時代に再建されたもの。五重塔の一番下の階にあたる初層には東西南北の方面に薬師如来、釈迦如来、阿弥陀如来、弥勒菩薩が安置され荘厳な雰囲気を醸し出している。
一方、三重塔は高さ19㍍の優美な塔だ。興福寺では北円堂と並んで最も古い鎌倉時代の建物で、中に安置されている弁財天座像などが拝観できる。

猛暑続く大阪の今夏の熱中症死亡者30人に

猛暑続く大阪の今夏の熱中症死亡者30人に

大阪府警などによると、記録的な猛暑が続く大阪府内の熱中症による死亡者が、7月から8月21日までに30人に上ったことが分かった。
年代別で見ると、60代が6人、70代が7人、80代が11人と60歳以上がおよそ80%を占めている。また、死亡者のうち25人が室内で見つかった。部屋にクーラーが設置されていても、使用していないケースも多いという。

2015年で来阪外国人客716万人と前倒しで達成 大阪府

2015年で来阪外国人客716万人と前倒しで達成 大阪府

大阪府は、2020年までの経済や観光などの目標値、取り組みをまとめた「大阪の成長戦略」について、2015年時点の達成状況をホームページで公表した。
来阪外国人客は「2020年に年間650万人」が目標だったが、716万人と過去最高を記録し、目標時期を5年前倒しで達成。外国人延べ宿泊者数も897万人と過去最高だった。
今回の中間達成状況を受け、府は来阪外国人客の目標値などを見直し、本年度中に成長戦略を改定する考え。

「日本維新の会」へ変更 全国で党勢拡大へ おおさか維新

「日本維新の会」へ変更 全国で党勢拡大へ おおさか維新

おおさか維新の会は8月23日、大阪市内のホテルで臨時党大会を開き、「日本維新の会」への党名変更を正式に決めた。「おおさか」を外し、次期衆院選に向けて全国での党勢拡大を目指す。
松井一郎代表(大阪府知事)は「これ以上『おおさか』にこだわると、エリアにこだわっているという誤解を招きかねない」とし、地名が付いた党名では幅広い有権者に浸透しにくいとの考え方をにじませた。
おおさか維新の会は2015年11月、維新の党の分裂に伴い、大阪系議員を中心に結成された。今年7月の参院選では改選前の7議席から12議席に増やしたが、選挙区選での当選者は大阪、兵庫の3人にとどまっている。

天神橋筋商店街と大阪天満宮で阿波踊り 商店街盛り上げ

天神橋筋商店街と大阪天満宮で阿波踊り 商店街盛り上げ

阿波おどりで商店街を盛り上げる「天神天満阿波おどり」が8月21日、大阪市北区の天神橋筋商店街と大阪天満宮で開催された。
関西阿波おどり協会所属の11連、約330人が阿波おどりを披露。間近で見られる華やかな踊りに集まった買い物客らは、列をつくって見入り、楽しんでいた。
編みがさに浴衣、法被に鉢巻きなどの踊り手が太鼓や笛、三味線の鳴り物に合わせ独特の足さばきで商店街を行進。大阪天満宮では参加者全員が踊る総踊りが披露された。