近畿の企業倒産6カ月連続で前年上回る 10月13%増

近畿の企業倒産6カ月連続で前年上回る 10月13%増

帝国データバンクによると、近畿2府4県で10月に1000万円以上の負債を抱えて倒産した企業は201件で、前年同月に比べ23件(12.9%)増えた。倒産件数が前年同月を上回るのは6カ月連続となる。
業種別では繊維や飲食店など個人消費に関連する業種で倒産が目立つほか、建設では原材料の高騰や人手不足を補うための給与の引き上げで、採算が悪化するケースもあるという。一方、負債総額は220億8500万円で、前年同月と比べ47万7400円(17.8%)減少した。
帝国データバンクでは「短期的に倒産が急増するリスクは低いとみられるが、業績の改善が進まない中小零細企業を中心に緩やかに倒産が増加する可能性がある」とみている。